ネコの壁傷跡
京成線○○駅から徒歩10分の現場。途中の商店街も人通りが多く、今はやりの「昭和の街」と言った感じで、昔を思い出した。
約束の時間より少し早めに到着した。
1Kの立会い現場には、依頼者のMさん(女性)と引越し応援者のK(男性)さんが待っていた。
まだ少し残置物2,3袋残っていた。 部屋の片隅にあった肩掛けのバックが動くのを見た。
Mさんは「ネコ」ですと小声で言った。
いつもの通り、部屋を見渡すと壁やカーペットにネコの引っかきキズが7~8箇所あった。
これは少々てこずるなと思った。
部屋の写真撮影を始めた時に、「私達。昨日籍を入れました」とMさんが嬉しそうに言った。
「そうですか、おめでとう御座います。ならば【敷金バスター】も頑張って応援しなければ、
これからお金も必要でしょうからね・・・・・ 」
契約時の状況を詳しく聞き、管理会社との斡旋に入った。
双方納得のいく金額を斡旋中だ。