オレが唯一ヒップホップで好きなグループ、ケツメイシ。
ようやくナマで拝むときがきた。

会場周辺にはすでにグッズTシャツを着た若者で溢れかえっていた。
そう。かなり客層が若いのである。
平均20代前半ぐらいじゃないかな。
こんな客構成のライヴは初めてかも。
ヒップホップだから当然といえば当然だが。

予定時間より1時間も押して開演。

Complexの “Be My Baby” が流れ、
ステージを覆うカーテンに3人の影が映し出される。
客のほぼ全員がRYO、RYOJI、大蔵の3人と思っていたに違いなかったが、
なんと登場したのは安田大サーカスだった。

定番の持ちネタをこなし、
HIROの 「ドンッ、ドンッ、ドンッ!!」 の掛け声とともに退場。

そしてケツメイシの登場。

中央に DJ KOHNO が皿回しするスペースがある以外は一切の楽器演奏はナシ。
つまりカラオケなのである。ある意味、安上がりだな。

で、注目の1曲目は“痔持ち一代”だった。
ノリのいい曲から始まり、アリーナ立見の若い連中は早くもタテノリ。
3人のボーカルも早口で、しかも流暢に日本語ラップをまくしたてる。

3曲が終わったところでRYOがMC。
新日本プロレスの中邑に似ているこの男、実は薬剤師である。
ちょうど“トモダチ”がブレイクした頃、
二束のわらじを履く薬剤師がいるということにも興味があって
聞き始めたのがケツメイシにハマった発端。
それまでは Hip Hop にあんまり魅力を感じてなかった。
なんせ何枚シングルを出しても何枚アルバムを出しても、
すべて Hip Hop だからねぇ。
ジャンルに括られているとどうしても飽きというものが来てしまう。
Dragon Ash がオレの中ではそのいい例だったかな。
だけどケツメイシはなぜか飽きなかった。
名曲バラードもあれば超ノリノリソングやサザン桑田顔負けのエロ歌もあり、
幅の広さを感じずにはいられない。
気付いたらライヴを見に行くまでに至ってた。

MCのあとはオレが好きな “手紙~未来” や
“門限やぶり” などを経て、再びRYOによるMC。
なんとニューアルバムの発売が発表された。
それに伴い、新曲の “三十路ボンバイエ” を初披露。
速すぎて詞がよくわかんなかったが、ノリのいい楽しい曲だった。

そしてお笑い芸人?のダイノジを交えたコントを経て、
“君にBUMP”、テンポをかなり早くした “よる☆かぜ” で
お世辞でも面白かったとは言えないコントの存在を軽く吹き飛ばし、
さらには “涙”、“トモダチ”、“花鳥風月” とシングル曲を惜しみなく披露。

だが、ステージにビアサーバーまで用意して、飲みながら、
酔っ払いながらのライヴだったせいかどうかは知らないが、
RYOJIが “花鳥風月” の最後のパートの歌い出しのタイミングを間違える
といったハプニングを我は逃さなかったぜぃ。

そしてリードボーカルの RYOJI によるMC。
なんとここで、新しく発売されるアルバムを引っ下げての全国ツアーも発表された。
この人気からして熾烈なチケット争奪戦は避けられないな。

MCの後、ついにクライマックス。
もちろん曲は “さくら” である。
ここまで15曲だったが、コントはさておき、実に内容が濃かった。

そしてアンコールの要求に応え、再登場。
まずは “ビールボーイ” をかましてくれた。
唯一この曲だけが1枚目のアルバム収録曲だったということで、
必要以上に1枚目のアルバムを予習したのが虚しい・・・。
そして最後の曲は“さくら”のカップリング曲 “ケツメンサンバ”。
明るく楽しく締めくくった。

それにしても楽しいライヴだった。
今から新作アルバムが待ち遠しい。


<Set List>
01. 痔持ち一代
02. 侍ジャポン
03. 夏の思い出
04. 幸せをありがとう
05. 雲の上から
06. 手紙 ~ 未来
07. 門限やぶり
08. そばにいて
09. 三十路ボンバイエ
10. 君にBUMP
11. よる☆かぜ
12. 涙
13. トモダチ
14. 花鳥風月
15. さくら
~Encore~
16. ビールボーイ
17. ケツメンサンバ