星の王子さま
仕事が重なりすぎて、物事がみえにくくなったとき、必ず読み返すのがサン・テグジュベリの『星の王子さま』
中村が持っている星の王子様には、訳者の内藤 濯さんのお嬢様のサイン入り。
正直、自慢です(笑)

中村は、特にウワバミの話に惹かれます。
ウワバミが象を飲み込む絵が物語の冒頭に登場するのです。
以下引用です。
----------
飛行士は六つのとき原始林に住むおそろしいウワバミが、象を丸呑みした、
世にもおそろしい絵を描いて大人に見せました。
すると大人はウワバミの絵のかたちをみて「なんで、帽子がこわいものか」といいました。
そこで帽子の中身を描いてみせたら、びっくりして恐がるどころか、「つまらない絵を描いてないで、もっとためになる本を読んだり、役に立つ勉強をしなさい」と言われました。
それいらい、絵描きになることをあきらめ、役にたつような地理とか文法とかの勉強をし、飛行機の操縦をおぼえて、飛行士になりました。
そして、ブリッジ遊びや、ゴルフ、政治、ネクタイの話をするようにしたら、大人達は「物わかりのよい人間だ」と満足しました。
----------
このエピソードを読み返して、自分自身を見つめなおす時間が、中村にとってとても大切な時間です。
- 星の王子さま (岩波少年文庫 (001))/サン=テグジュペリ

- ¥672
- Amazon.co.jp