ハリーポッターの作者がネット起業家に！

ついに映画も完結したハリーポッター。

原作者のJ・K・ローリング氏は、ハリーポッターで多額の財産を手に入れました。

もともと苦労人だった彼女。
今後の生活の準備に向け、彼女の興味はブランドマネジメントにうつっています。

まずは、新しいwebサイト『ポッターモア』を開設。

ハリーポッターのオーディオブックや電子書籍は、このサイトで独占販売する事を発表したのです。

それだけでなく、彼女が長年あたためてきた、ハリーポッターの追加情報もサイト上で共有するつもりだとも話しています。

しかし、これに戦々恐々としているのが、出版業界。

アマゾンやアップルなどのオンラインストアにハリーポッターを売らせないという彼女の決定は、
書籍小売り業界の革命の始まりなのではないかとおびえているのです。

しかし、こうした戦略は、あまりに多くの支持層のあるハリーポッター作者だからできることであって、
一般的な作家には、エージェントや出版社、書店といったマーケティング力が必要であるというのが
大筋の見解です。

個人的には、出版社に電子出版権を与えないという彼女の選択は、著作者自身の権利の強化、作家の報酬確保という意味では意義のあることではないかと考えています。

結局は本の商品力次第、というところでしょうか？
売れない作家が同じことをするのは、なかなか厳しいでしょう。

今後、人気作品の作家がどのようなスタンスで電子出版にのぞむのか、注目していきたいと思います。