日本マクドナルドCEO原田氏の経営教室は最高に面白い! | 中村祐介 オフィシャルブログ 「中村祐介のユーマネーダイアリー」 Powered by Ameba

日本マクドナルドCEO原田氏の経営教室は最高に面白い!

日経ビジネスで連載中の

日本マクドナルド原田泳幸の経営教室。

これが最高に面白く、勉強になる。

最新号では、第3回のマーケティングが掲載されている。

『リサーチデータで経営戦略を立てるな』と彼はいう。

大切なのは、顧客自身が気づいていないかもしれない深層的なニーズを見抜く
ビジネス・インサイト、洞察であると。

知識や経験はいったん忘れ、先入観を捨て、現場に足を運ぶ。
そこでかぎとった商売のにおいをもとに新しい価値を生み出す方法を考える。
あとは信じること。
データはその成否を検証するために使う。

こうした原田氏のマーケティング理論に基づき、誕生したのが
メガマック、クォーターパウンダー、BIG AMERICAシリーズという
人気商品の数々であることを考えると、
経験や数値に基づかないマーケティングの重要性をひしひしと感じる。

ただし、こうした目玉商品だけでは儲からない。
爆発的ヒットではなくとも広告宣伝なしに安定的に売れる、営業利益率の高い商品が必要となる。
マクドナルドの場合は、それがビッグマックということになる。

目玉商品で新規顧客を集め、その新規顧客が定着し、営業利益率の高い商品を買う優良顧客になってもらうことが、成功の法則になるのだ。
いいかえると、クォーターパウンダーに惹かれて、はじめてマックに入った客が、
マックを気に入り、ビッグマックを買ってくれるようになれば経営は成功するということになる。

現場に足を運び、商売のにおいを嗅ぎ取る、昔ながらの経営手法こそ、実は一番重要なことだと気づかされた、貴重な連載であった。