電子書籍のダウンロード貸出 | 中村祐介 オフィシャルブログ 「中村祐介のユーマネーダイアリー」 Powered by Ameba

電子書籍のダウンロード貸出

アメリカでは、ほとんどの公共図書館で提供されている

電子書籍のダウンロード貸出サービス

をご存知でしょうか?

利用者は、自宅で図書館のウェブサイトにアクセスし、デジタル資料のダウンロード貸出のページへ。

自分の利用する図書館を選び、図書館カードの番号を入力し、図書館カードの暗証番号を入力してログイン。

これで自分が読みたい電子書籍を探しダウンロードできるのです。
ダウンロードした電子書籍は、自分のパソコンや、PadやiPhoneなどのデバイスで閲覧可能です。

最近では日本でも、この電子書籍のダウンロードサービスを行う図書館が登場しています。

千代田web図書館
鎌倉市立図書館
などです。

電子書籍のダウンロード貸出では、図書館が1冊分の電子書籍を購入した場合、一度に貸出ができるのは一人だけ。
他の人が借りようとしても「貸出中」の表示か、「予約」のボタンが現れます。

貸出期間を過ぎれば利用者のパソコンからは閲覧不可能になり、
サーバ上では次の人に貸し出せる状態になります。

電子書籍だからといって、データのコピーを同時に複数の利用者に提供することはできない仕組みになっています。

今までの図書館の大きな悩みだった、延滞や本の破損・紛失といった悩みからは解消されるというワケです。

中村としては、紙の書籍も大好きですが、これからの図書館のあり方として、ありだなと思っています。

もちろん、ダウンロードした書籍の違法複製など、検討しなければならないことはたくさんあるでしょう。

それでも、電子書籍のダウンロード貸出が進めば、なかなか開館時間に図書館に行けない多忙な人や、家から出られない事情のある人も図書館サービスを享受できるのですから、もっと導入が進めばいいと考えています。