「南アフリカでのサッティヤーグラハの歴史」
とても有名なテーマですが このような本が有るとも知らず、
いわき市立図書館の新着書コーナーで発見してビックリし、
借りて帰ってホームページを見てみましたら、
なんと 既に 「1 非暴力不服従運動の誕生」が
非暴力平和隊・日本(NPJ)のウェブサイトに掲載されていました。
この本は 1924年に出版されています。
南アフリカでの運動は、1906年・ガーンディー23歳のときに始まり、
1914年・45歳のときに 最終的協定が成立しています。
(この間 なんと22年間!「非暴力平和隊」の実現にも執念深い努力が!)
しかし、その「成功を誇る」ために
いわば思い出として書かれたものではありませんでした。
「はじめに」によりますと、この時点・1924年には
インド各地で 広範な・・・挙げられているものだけでも
七つの闘争が行われていて、この闘争のために
「南アフリカでのサッティアーグラハの歴史」が
助けになると考えて書かれたのだそうです。
そのためでしょう、運動の過程でのさまざまなマイナスについて
率直に書かれていることが 印象的でした。
そのようなガーンディーさんの思いを
まともに受け取って下さったのでしょう。
訳文は まことに平明で 読みやすい文章になっています。
念のため 目次だけ・・・1 に遡って 掲げてみます。
(文責 鞍田 東)
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「非暴力不服従運動の誕生」
M.K.ガーンディー 著、田中敏雄 訳、平凡社・東洋文庫
「1 非暴力不服従運動の誕生」
はじめに
第Ⅰ部
1 地理
2 歴史
3 南アフリカへのインド人の到来
4 苦難の回顧―ナタール
5 苦難の回顧(続)―トランスヴァールとほかの植民地
6 インド人たちは何をしたか
7 インド人たちは何をしたか(続)
8 インド人たちは何をしたか(続)―イギリスとの関係
9 ボーア戦争
10 戦争の後で
11 礼節への報復―暗黒法
12 サッティアグラーハの誕生
13 サッティアグラーハ対受動的抵抗
14 イギリスへの代表団
15 邪悪な政策、つかの間の喜び
16 アヘマド・マヘマド・カーチャリアー
17 最初の分裂
18 最初のサッティアグラーヒーの囚人
19 『インディアン・オピニオン』
20 続々と逮捕
21 最初の協定
22 協定への反対―私への攻撃
23 白人の支援者たち
24 内部の意見不一致
訳注
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「非暴力不服従運動の展開」
M.K.ガーンディー著、田中敏雄 訳、平凡社・東洋文庫
「2 非暴力不服従運動の展開」
第Ⅱ部
1 スマッツ将軍の裏切り(?)
2 闘争再開
3 自発的登録証のホーリー
4 新しい問題を持ち出した、というインド人社会への非難
5 ソーラーブジ―・シャーブルージー・アダージャニャー
6 シュート・ダーウド・マヘマド氏などが闘争に参加
7 国外追放
8 再び代表団
9 トルストイ農場
10 トルストイ農場―2
11 トルストイ農場―3
12 ゴーカレー氏の訪問
13 ゴーカレー氏の訪問(続)
14 約束違反
15 結婚が結婚でなくなった
16 女性たちが監獄に
17 労働者たちの流れ
18 炭鉱主たちのところへ、そしてその後
19 トランスヴァールへ入国
20 トランスヴァールへ入国(続)
21 全員、獄中に
22 試金石
23 終結の始まり
24 暫定的な協定
25 書簡の交換
26 闘争の終わり
終わりに
訳注
解説
サッティアーグラハ闘争略年表
索引
