昨日まで住んでいた民宿も、今回の民宿も、同じオーナーだ。マンションもゲートがいくつかあり、門衛や管理室のある高級住宅地。部屋の作りは雑だが、それなりに綺麗・・・が、エアコンをつけると咳が出始める。昨日までの部屋でもそうだったのだが、こちらのほうがヒドイ。それで今朝エアコンをチェックしたところ、フィルターは綺麗だったが、送風口のあたりがカビだらけだった。慌ててアルコールティッシュで拭きまくり、さらにアルコールスプレーを吹きかけた。だいぶ良くなった感じだが、これだけでは内部は綺麗になるまい。スプレー式のエアコンクリーナーを注文した。

床がフローリングで見栄えはいいのだが、意外に汚れていることに気づき、これもアルコールティッシュで一通り拭いた。これから一か月ほど住む可能性を考えて、ネットでモップも注文した。

 

それから、部屋を出てマンション近くの広場で朝食を買った。

 

 

「滕州煎饼」という山東の一地方の名前がついた煎饼を買った。だが、外れ。野菜をたっぷり油で炒めたものが入っている腹持ちのよい食べ物に過ぎなかった。

 

さて、昨日ビザのオンライン申請が終わったことをB先生から知らされた。そして、主任のA先生からの指示を待つようにとのことだったが、その後音沙汰なし。本来、オンライン申請が終われば、ささっと実書類審査を終えて居留証の発行まで一直線のはずなのだが、そうなりそうもない雰囲気だ。だから、山場を越えたのに気が晴れない。

面接から始まって現在に至るまで全てネット上でのやりとりで、学校側の人と一度も顔を合わせていないのも大きな不安材料の一つだ。もし前任者の日本人G先生を紹介してもらっておらず、A先生から詳細なこの学校や生活に関する説明資料をもらっていなければ、なんらかの詐欺かと心配してしまうところだ。

 

今日が金曜日であることから、プッシュしなければ、恐らくこのまま土日に突入してしまうことだろう。

昨日B先生を通じて、法務部のM先生に、

「3日に段ボール20個ぐらいの荷物が届くので、荷物だけでも先に宿舎に入れさせて頂けませんか」というお願いをしてある。これには何らかの回答があるはずだ。

 

次に、前任者の日本人G先生がUSBメモリに入った各種資料を学校側に渡すとおっしゃっていた。その資料と譲ってくださると言っていた電気自転車、これらの引き渡しをお願いすることで何らかのアクションを引き出せるはずだ。

 

ビザ手続きに関しては、実材料やパスポートの法務部のM先生への引き渡しが次のステップへの障害になりそうだ。

前回、主任のA先生が私のことに関する外国語学部の保証書(?)を法務部に差し入れるとき、丸まる一週間放置された。これはA先生が学校から離れたところにいて動けないか、動きたくないかの事情があると思われる。スタッフにやらせるのもかなり大変な様子だったから、学校全体の動きが止まっていしまっているのかもしれない。

この状態の中、私からの資料を受け取り、かつ法務部のM先生にそれを渡し、省庁で手続きをしてもらうのは、難易度が相当高い。主任のA先生からすると8月の下旬まで待って、学校が動き始めてから手続きに入りたいというところなのではないか。

悲しいのは、これら全てがこれまでの状況に基づく憶測に過ぎないということ。A先生なりB先生なりが、こうした状況があるのだと説明さえしてくれれば、待つのがだいぶ楽になるのだが。

 

もうすぐ9時半だ。そろそろ、湖南側で妻が引っ越し屋さんの車の到着を待っているころだ。

一昨日微信で引っ越し屋さんのスタッフとの話し合いで、現場で本見積をして、問題がなければそのばで半額を支払って前金としてすぐに荷物の搬送にとりかかることになっている。スムーズに進むことを祈りたい。

 

荷物の搬出終了。先週私がキャンパスを出た頃、キャンパス内の道路の一角でドローンの小規模な研修(テスト?)をやっていたから、車両がスムーズに通れるか心配だったのだが、問題なかったようだ。

費用は、仮見積もりが30箱で2,500元。それから箱を調整して詰めなおして29箱になった。アプリで計算すると箱の数だけなら2240元になった。ただ、私が使ったのは引っ越し屋の標準の箱より若干小さかったせいか、最終的な見積もりは2050元となった。妻が現場で半額の1050元を前金として支払って発送完了。

 

続いて、(明日の)愛犬の引っ越し手配の確認。

ペット引っ越し業者に連絡して、引き渡し時間を妻に知らせるようにお願いした。それから、こちら側のペットショップにも引き受けの確認連絡をした。とりあえず、一泊という予定で引き受けてもらっているが、愛犬の様子を見て、一泊分のお金だけ払ってそのまま引き取って帰るかもしれない。ただ、妻がいないと一人だけだと目が届かないからなぁ。トイレも届いていないし・・・。可哀そうだが、一泊はしてもらないとダメかな。

 

お昼前に、B先生から連絡が来た。

「法務部門からの回答で『規則上荷物を置くこともできません』とのことです」

さすがに気まずいのか、法務部門とのチャットでのやりとりの画面を添付してきた。

そこで、

「わかりました。そんなに細かい規則があるんですね・・・」

と返すと、A先生もまずいと思ったのか、

「もしも、荷物を置く場所がないなら、学校が始まるまでの間日本語学科の事務所において頂いてもかまいません。学校が始まってから宿舎に移動してください。ただ、日本語学科の事務所も狭いので、そんなにたくさんは置けませんが・・・」

と言ってきた。

今度は、

「A先生、ご配慮ありがとうございます。荷物はかなりの量があるので、しばらく引っ越し業者の倉庫に置いておくことにします(ただ、少しお金がかかります)」と伝え、

さらに、「ただ、思うのですが、就業ビザのキャンセル証明を貴校にお渡しした時点で、私と以前の学校との契約は完全に切れます。当然私が住むところもなくなります。だから、貴校の宿舎に住むことができないということを悲しく思います」と付け加えた。

 

すると、少し間をおいて、再びA先生から連絡が入った。

「ついさっき、法務部のM先生が彼らの上司に申請をして、特別に荷物だけ宿舎に置くことの許可をもらうことができました。荷物が届いたら、直接マンションの管理人に連絡して部屋を開けてもらえばOKです」

やればできるじゃん!本当に頼むよ~。

最後にもう一度ビザの手続きについてプッシュしておいた。

 

お昼はいつもの商店街に行き、朝鲜冷面を食べた。

 

 

先日、ビビンバを食べたのと同じ店だ。この店はこれから重宝しそうだ。アプリにチャージするとおまけポイントがけっこうつくから、次に食べるときはチャージしようかな。

 

午後、宿舎の管理人に連絡をして部屋の見学に行った。

前任の先生から聞いた話から、かなりのオンボロ宿舎を予想していたのだが、湖南の学校の宿舎と変わらないか、それよりも綺麗なぐらいだった。良かった。
電源が弱くて、エアコンとシャワー用の部分は同時に使えないと聞いていたのと洗濯機が置いてある漆喰がむき出しの部屋の写真のみを見せられていたから、思い違いをしていたのだ。部屋は一室少なく書斎はないが、寝室もリビングも湖南の宿舎より一回り大きくて、家具も高級木材の品質のいいものが置かれてあった。あとベランダがないという話だったが、ベランダの代わりに洗濯機室があり、そこで洗濯ものが干せるようになっていた。これなら快適に暮らせそうだ。

 

部屋の見学後、再び商業街に戻り、いつものスーパーで買い物をして部屋に戻った。

 

再度B先生に連絡をとり、受け持ち予定となる授業の一覧を頂いた。これで授業準備に入れる。ただ、13インチノートPCでいろいろ資料を作るのは大変だなぁ。荷物が届いたら27インチモニタとキーボードだけ民宿にもってきてノートPCにつないで使うとかできるかな~。