本日も、現任の日本語先生に就業先の学校のことについていろいろ教えて頂いた。

飲料水の手に入れ方、ネットの費用、教科書についてなど。就業前に、これだけ大量の情報をゲットできるというのは本当にありがたい。引継ぎ資料にはよく利用するスーパーについての情報も含まれ、非常に助かる。

 

一つわかったのは、給与以外の所得補助となる福利厚生のようなものはないらしいこと。学食等も教師割引はなく、定価での利用となるらしい。これだけで、現在の学校との差額が500元となる。もろもろ含めると1000元ぐらいの差が出そうだ。しかし、この年齢で新しい環境での食事や街歩きが楽しめることを考えると、プラス/マイナスでトントンといったところかな。

 

それよりも問題なのは、昨日も書いた宿舎の老朽化だ。

私は日本であれ、中国であれ、選べるときには極力新しい建物に住むようにしてきた。

それはなぜだろう。今思いつけるのは以下の二、三の経験だ。

一つは、大学時代に過ごしたのが古い木造のアパートだった。安くてロケーションが良かったこともあって卒業後も住み続けたのだが、ある時大家から建て替えるので出て行ってくれと言われた。それで引っ越し先を探し始めたのだが、偶然か嫌がらせなのか、時を同じくして水道から赤さびが出始めた。それで、古い建物に悪いイメージがついた。

中国に来てからは、古い建物だと配管が細いとか、配電盤の許容電流量が少ないとかの問題があることを知った。

 

そんなこんなで、自分で選べるときは築年数の新しい建物を選ぶようにしている。

しかし、コストが重要なときとか、選ぶ権利がないときは特に気にせずに古い建物にも住んできた。

日本でも、住み込みで働いたときには、古い建物や部屋でも特に不満ももたずに住んだ。

旅行中も、ホンコンであれば、喜んで重慶マンションにも泊まった。中国ではバックパッカーが泊まるような安いホテルに泊まったことはあまりないが、安いホテルに泊まった場合でも大きな不満をもった記憶はあまりない。

 

ただ、一方でそうでないときもあった。

日本でアパート選びをするとき、老朽化した部屋のユニットバスの溜まった水にハエが溜まっているのを見て、絶対に無理と思った。

また、中国を旅行中、何気に選んだホテルの部屋に置かれていたコップがひどく汚れていた時もアウトだった。この時は、とても嫌な気分になってペナルティーとして半分の宿泊代を払ってまでキャンセルしてしまった。マカオでも、泊まった部屋のブラインドがぐにゃっと折れ曲がっているのを見てとても嫌な気分になったことがあった。キャンセルこそしなかったが、不快感が物凄かった。

 

老朽化を受け入れられるときと、そうでないときの差が、自分でもよくわからない。(ここ、大丈夫?)みたいな不安を感じさせられたりすると駄目なのかな~。そういう意味では前任の先生方がずっとお住まいになっていた宿舎であれば、老朽化が進んでいても納得して受け入れられる可能性が高いかもしれない。

 

さあ、明日こそは!「就業許可のキャンセル」証明がもらえるはずだ。もらえるはずなんだけど・・・本当にもらえるのかな~。