ビザ手続きの資料を準備中。

昨日の記事に「きい」様からコメントを頂き、ビザ取得の日程の見積もりが甘いことに気づいた。
「就業許可のキャンセル」から「就業居留証」の期限切れまで最大で2カ月の余裕があると考えていた。「臨時居留証」に切り替えても30日あるから、就業ビザにせよ、Qビザにせよ、時間的には問題ないはずだとの考えだった。
ところが、「きい」様の記事によると、(新しい居留証申請の期限は「就業許可のキャンセル」から)原則10日らしいことが判明。
(やばいじゃん・・・)

誓約書方式とかでもたつきそうな状況で、10日・・・。
この危機感を就職先に伝えなければならない。

 

そこで、「就業許可のキャンセル」予定日から居留証ゲットまでの簡易日程表を作って、微信で(私を)担当しているB先生に送った。「10日の余裕しかない、けっこうキツイ日程です。万一ビザの申請がうまくいかなかったら、私はとても困った状況に陥ります。ビザ必要資料の学校内部での審査や(政府機関での)予審で躓くようなことがあったら、すぐに知らせてください」との言葉も添えた。

 

するとしばらくして、「ビザ申請部門に問い合わせたところ、○○(就業先の地名)省では10日の期限というのはなく、現在おもちの居留証の期限いっぱいまで問題ないそうです」と回答が返ってきた。

「そうですか。それなら、一安心です」

「(上司の)A先生も、提出物が揃っていれば一般的に問題は起こらないと言っています。安心してください」

(いやいや、その提出物に問題があるから心配してるんだよ)

「私が心配しているのはその提出物です。提出物が完全ではないから(ご指示のあった)『誓約書』を出しているわけですが、先日お伺いしたところによると、ビザ申請部門は『誓約書』方式でビザの申請をするのが初めてだそうではないですか。だから、とても心配なんです」
「(上司の)A先生が大丈夫と言っているだから、大丈夫だと思いますよ」
「確かに前回A先生は大丈夫だとおっしゃいましたが、A先生は『誓約書』方式のことやどうして『誓約書』を出さなければならないかについてご存じなんですか。ご存じなのだったら、私も安心なんですが・・・」

 

しばらく時間が空いたのち、チャットに新たなグループが表示された。A先生とB先生と私の三人をグループにしたものだ。

B先生「〇〇先生(私)。グループを作りましたので、質問があったら直接A先生にお尋ねください」とのこと。

あらら、B先生、ご機嫌斜めになっちゃったかぁ。でも、こっちもビザがかかっているから仕方がないよなぁ。ギリギリまで詰めないと。

 

漂う緊迫感を察したA先生が自ら声を上げた。

「○○先生(私)、以前にロシア語の外人先生のときも『誓約書』を出してもらったので、心配しないでください。正常な手続きの一環です」

「しかし、以前にB先生が、ビザ申請部門の人が『有効期限切れの証書しかないのであれば、これに誓約書を追加して提出してください。ただ、こういったやり方では今までやったことがありません』と言っていたと教えてくれました。だから、すごく心配しているんです」

「そうなんですか。ちょっと確認してみます」

 

・・・

「お待たせしました。〇〇先生(私)。提出書類についてなんですが、全て原本をお持ちなんですか」

(やっぱり全然情報が共有されていないじゃん)と思ったが、改めて最初から説明した。

一つ目。健康診断については先週早急に検査を受けて、新しいものを用意した。

二つ目。大学発行の卒業証明については、4年前に発行したものしかないこと。ただし、現在のビザをとるときに取得した、(中国の教育部門関連機関が大学と確認の上で発行した)卒業認証証明書があり、これには有効期限というものがなく、いつでもネットで卒業を確認できること。

三つ目。無犯罪記録についても、4年前に発行したものしかないこと。ただし、この無犯罪記録の発行後、中国から出国したことはないので、事実上犯罪は不可能であること。ただし、無犯罪記録証明が期限切れであることは事実であること。

 

「なるほど。それでは健康診断については問題ありませんね。卒業証明書に関しては期限の問題がありませんので、大丈夫です。無犯罪証明書については、現在の所在地の派出所に行って現在の学校でご在籍の期間に関する無犯罪証明書をもらってきてください。これで無犯罪証明書についても原本が用意できることになります」

 

「実はさきほど英語学科の責任者と確認したのですが、彼らも学内の審査では『誓約書』を利用したのですが、実際の審査では全て原本を使用したのだとわかりました。だから、私たちも極力全て原本を使用しましょう。そうすれば、ビザ申請の成功率が高まります」

 

結局、「誓約書」でなんとかなった事例は存在しないってことね。やばいじゃん。

ともあれ、派出所発行の「無犯罪証明書」があれば、なんとかなりそうな雰囲気だよ。ふ・ん・い・き。

これ以上のことはスケジュールを大幅に遅らせないとできないから、これでやってもらってあとは運任せだ。

 

まずはこの地の派出所へ行って「無犯罪証明書」を発行してもらおう。この学校のハンコもいるんだろうから、学校の外国人担当者に連絡を取るのが最初かな?