ショッキングな事件が起きた。パソコンでネットを見ているとき、口の中にふと違和感を感じた。異物だ。(やばっ!)と思いながら取り出してみると、案の定虫歯治療後の詰め物だった。(あ~ぁ)という失望の想いと、(まぁ、仕方がないな)という受け入れの気持ち。なぜなら、もう10年以上も歯医者に行っていない(記録を調べてみると最後に歯医者に行ったのは14年前だった)。それ以前は3~5年に一度は虫歯で歯医者に行っていたのに、ここ10年以上は全く必要がなかったのだ。実に不思議。

 

(なんだかタイミングが悪いな)と思ったが、じゃあ、いつなら良いタイミングなんだと問い返されると答えられない。むしろ、引っ越し前でごたごたする前の比較的時間があるときで良かったのかもしれない。

 

この学校に来た時に目をつけていた歯医者があったから、早速出かけた。美団の評価は(5点満点で)3.7とあまり高くないが、まあ、いいや。評価の高いところは、矯正治療とかに力を入れているだろうだから、ぼったくられそうだ(偏見)もんな。学校の近くなら、ある程度信用商売をしているだろうし。

 

・・で、受付で登録をしたのだが、日曜日とあって子供の患者が多く、騒がしい。さらに、すぐ対面のテーブルで年配の女性が中国人特有のマシンガントークで電話をし続けていて耳が痛くなってきた。一時間近く待っても順番が回ってこないので、今日は諦めることした。幸い、痛みはないし。受付に話をし、後日予約をとってもらうことにして、帰宅。

 

20年近く前、初めて中国に来たその年、日本人の同級生からもらったマシュマロを食べていたとき同じように歯の詰め物がポロリと落ちた。それで、その都市(貴州省貴陽市)で一番良いと言われる歯医者へ行ったのだが、なんと歯の詰め物が作れないと言われた。日本の歯医者で臨時に入れる石灰のようなものしかないというのだ。

 

慌てて、(地球の歩き方を頼りに?)ほうぼうに電話をした結果、上海になら日系の歯医者があり、そこでなら治せるということがわかった。貴重な留学費用を飛行機代で失うのは痛かったが、背に腹は代えられない。歯の治療だけのために上海まで飛んだ。この件はトラウマになり、以来「ガム」と「マシュマロ」は一切口にできなくなった。懐かしい思い出だ。

 

さて、明日から就職活動のピークに突入する。募集がどの程度あるのか。

 

<プラス要因>

・コロナと両国関係の影響で中国内の日本語教師は減少傾向にある(かもしれない)

・現職で4年間やったから最低限の経験があるとみなされるだろう。

・中国語が話せることがプラスと判断される学校もあるだろう。

・中国生活歴が長いことがプラスと判断される学校もあるだろう。

・高学歴で(中国生活経験の浅い)日本人は、帰国が早く、日本語教師の増加要因となっていない(希望的観測)。

・私自身の考えが変わり、場所はどこでもいい(かな?)と考えるようになった。

 

<マイナス要因>

・年齢。ここしばらく楽観視する傾向にあったが、振り落としの最大要因であることは間違いない。学歴が修士以上であれば、逆にプラス要因になったことも考えられるが、学士での高齢は明らかにマイナス要因。

・中国全土で日本語学科が減りつつある(と思われる)。

・日本経済の悪化で、若く高学歴の日本語教師が増加し、中国に飛び込んできているかもしれない。

・中国の大学全体が高学歴化し、相応する学歴の日本人を求めている。

・ペット問題。

 

改めて、プラス要因とマイナス要因を(憶測で)並べてみたが、ほぼほぼ役に立たない。根拠が薄い上に、こうしたマクロ的な状況が超ミクロな私の問題の決め手になるとは考えづらいからだ。

 

しかし、これから仕事が決まるまでの間は毎日のように考え続けることになるのだろうなぁ。

 

授業と就職活動と引っ越し準備の三本立ての緊張感溢れる日々の始まりだ。頑張るぞ!!