午前中に4月最後の授業が終わり、ゴールデンウィークに突入。

 

授業について。普段の授業では授業時間の半分は教科書に沿って進め、半分はお手製の短い会話文を暗記させて、それを1対1でチェックしている。発音やイントネーションもチェックして、間違っていれば何度でも言わせる。きちんと言えれば得点ゲットという仕組みだ。参加は強制的ではない。やりたい人だけが列に並んでチャレンジする。

 

学期の初期の頃にやってもらった、動詞3分類のテスト、動詞活用形のテスト+会話文の暗記テストの合計が今期の成績の半分となる。残りの4分の1が中間テスト(筆記テスト+口頭テスト)、もう4分の1が期末テスト(口頭テスト+口頭テスト+録音テスト)となっている。

 

得点の結果は、ほぼ毎日過去の分を合算して表にしてクラスのQQグループで公開している。順位と現時点からの予測評価をA+/A/B+/B/C+/C/D+/D/Fという形で出している。

 

3月下旬ぐらいまでは上位20%ぐらいの学生たちが突出して得点を争っていた。そして、4月に入ったところぐらいからそれ以下から真ん中ぐらいまでの学生がそろそろヤバいぞと腰を上げて参加してきた。

 

そんな状況下、先週中間テストが終わったので、中間テストの結果を合算し、順位と予想評価を公開した上で、会話文の暗記テストは今月末で終わりと宣言した。つまり、5月以降は期末テスト用の口頭テストでしか得点できず、全体の半分を占める会話文の暗記テストでは得点できなくなるということだ。

 

それを知った予測評価C/D+ぐらいの学生が突然のスパートをかけてきた。時には授業後1時間も暗記チェックを行うことになった。昨日と今日は皆必死の形相で並んでいるので、なかなか帰れずに弱ったことになった。(今さらそんなに必死になるんだったら、最初から頑張れよ・・・)と思うが仕方がない。最後には「今日はもうこれで終わりです!」と強めに宣言して無理やり終わらせた。疲れた・・・。

 

毎日得点結果を集計して表にするのは手間だったが、みんなが必死になってやってくれたのは良かった。全体(2クラスで合計91人)の80%ぐらいはそれなりに成績に関心があるようだ。残り20%はこれだけ競争心を煽ってもほぼ動かず・・・。動かざること山のごとし。仕方がないのかな。

 

学生の学習意欲を高めるという点では、今期のやり方は悪くなかったと思う。問題は内容だ。会話文の暗記だけでは会話ができるようにはならない。会話をさせないといけないのだ。今の仕組みにそれを加えれば、納得がいく結果が出てくるはず・・・なのだが。