「物事を始めるには、議論をやめ、行動を開始することだ」 ウォルト・ディズニー
現在日本の政治において、何が最大の問題点なのだろうか>
それは「問題の先送り」という言葉に表されるように、様々なことが遅々として進展していかないことだ。
民主主義の社会では確かに議論を十分に重ねることも大切だ。
しかし複雑な利害調整の果てに、何も決まらない、何の行動も起こせない、その結果、「問題の先送り」で時間だけが経過して状況はますます悪くなる。
財政状況の悪化、社会保障分野の改革、環境問題への対応、すべて「現在さえやり過ごせばそれで良い」「目先だけでも乗り切ろう」との考えでの対応策ばかりが議論される。
それでは問題の本質的な解決には至らないことは明白である。
現代のようにグローバル化が進展している世界にあっては、時代の変化は著しく早くやってくる。
本当にスピード感をともなって行動しないと、まさに致命的な状況に陥ってしまうだろう。
「問題の先送り」など、まさに問題外の選択なのだ。
たとえ試行錯誤でもかまわない。
まず果敢に行動を起こす時だ。
「問題の先送り」は、政治の場だけではなく、個人生活、企業経営においても、けっして良い結果を生み出さない。
その点を政治家だけではなく、全国民があらためて認識すべき時だろう。