地下鉄落合駅から帰ってきて、夕方は目白駅でビラ配りでもしようかと思っていたら、バンドの若者が演奏していた。

 バンドの路上ライブといえば、ロックやポップスが多いのだが、今日の音楽家はデキシージャズだった。

 バンドと言っても、4弦バンジョーとトランペットの男女二人組だった。


 とても楽しそうに演奏していた。

 何事も楽しそうが一番だ。

 バンジョーを演奏していた青年は、竹内ぎんという変わった名前だった。


 またいつの日か彼らと出会いたい。

 そんなバンドだった。