原爆禁止条約を唯一の被爆国である日本は批准していない。

 核保有国であるアメリカに忖度している。

 

 広島出身の岸田総理であれば、なんとかしてくれると期待していたが、もう辞めてしまうらしい。

 国内世論が厳しくても、やることをやれば支持率回復したと思うのだが、残念だ。

 辞める気になれば、アメリカに物言うことも出来たであろうに。アメリカに盾突くと、総理から引きずり降ろされると聞く。

 

 しかし、核を持っている国の気持ちを考えると、せっかくお金を掛けて準備した最強の武器を手放すということはなかなか出来ないのではないだろうか。対立国がまだそれを放棄していないとなればなおさらだし、そうなるといつまでも実現出来ないことになる。

 

 そうであるなら、まずは核の先制不使用を核保有国に約束させるのが先ではないだろうか。

 

 自衛のための核保有と言い張るのならば、先に使用することは無いでしょう。もし、使用したら世界から非難と制裁を受けますよと。

 

 核保有国が参加を渋っても、その他の国が条約加盟して、もし先制使用する国がでたら、その国に対して政治的、経済的制裁を約束するのである。先進国と呼ばれる国でなくても、レアメタルや食糧で輸出禁止等行えば十分制裁になるであろう。

 

 その条約締結の中心になるべきは、もちろん日本しかない。

 

 以前、オバマ前アメリカ大統領が提案したことがあるらしいが、それを拒否したのが日本だというのを最近耳にして、とても残念だ。それは日本国民の総意だろうか。みなで考えたい。