母の日に 楽天からプレゼントを送り

LINEでメッセージを送ったら

 

 

 

母からの返事でこう返ってきた。

 

 

 

「最近特に いつも人に恵まれていると

心底思います。

まずお父さんですね。

やっぱり母は幸せ者です。」

「大事な大事な4人の子どもたちと(私達)

咲希ちゃん(孫)も大切な宝物です。」

 

 

 

 

私が世界で一番大好きで尊敬する人は

昔からずっと母なのです。

 

 

 

 

母は昔からずーーーーーっと 自分のことを

幸せ者だという。

正直、裕福ではなかった上に子沢山(9人兄弟)の

家に生まれ、働きながら夜間の高校に行ってた子供時代。

愛知県から遠い兵庫県のとんでもない田舎町に嫁いできて

なかなかの商売人の姑さんの自営業を手伝いながら

4人の子供を育てた母。

 

 

祖母はめちゃめちゃ優しいけれども しっかりした

気難しい厳しいところもある人だったので

端から見たらちょっと大変そうと思われるところも

あったんじゃないかと思う。

でも母は 大変だと思ったことは一度もないという。

優しいお父さんとおばあちゃんのお陰で

何だかいつものんびりマイペースに幸せに

暮らせていて 申し訳ないぐらい幸せだったと。

 

 

 

 

母の凄いところはここなんです。

貧乏ぐらしで母がずっと見てきていたのは

質素な暮らしではなく 優しく育ててくれた

お父さんとお母さん、お兄さんお姉さんたちの愛情。

知り合いの誰もいない結構不便な田舎町での大変な暮らしではなく

優しく大切にしてくれた旦那さんとお義母さんの愛情と

子どもたちへの愛。

どんな物事でも結局 良い面悪い面どちらも存在しますよね。

母は常に 良い面ばかりを見ている人。

人からの優しさや愛情をいつでもどこからも見いだせる人。

だからどんな時でもずっと幸せだった。

 

 

痴呆症になった祖母をずっと家で介護していた時も

周りはずっと 仕事もあって大変なんだから

老人ホームにお願いすればいい、と言っていたのですが。

それどころかは母は、「時々見せてくれるおばあちゃんの笑顔

本当に可愛くてね、これを見れるのは私だけの特権なのよ。」と笑顔で言っていて。

おばあちゃんが亡くなった後 火葬した時にちゃんとした形の骨がほとんど

残っていなかったのですが、その時に母はこう言ったんです。

「おばあちゃんは本当はもうとっくに燃え尽きていたのかもしれないね。

でも一生懸命生きてくれたんだよ、私達のために。」

 

 

 

 

この言葉は今思い出しても涙が出るんです。

人から見た「お姑さんの大変な介護」は

母にとってお義母さんとの大切な幸せな時間でしかなかった。

 

 

 

 

何だかついついないところばかり見て

あれが欲しいこれが欲しい

ああなれば幸せになれるのになんて

私はいつも思ってしまうけど

 

 

 

 

結局幸せなんてのは実はどこにでも存在していて

自分にそれを見る目があるか 感じるセンサーがあるか

それだけなんですよね。

自分がどっちを向いているのか、どれを見ているのか

本当にただそれだけ。

 

 

 

 

そんな風に思わせてくれる母には感謝しかありません。

そしてこの人の子供に産まれてきたことを

心から幸せだと思ってます。

 

 

 

 

お母さんいつも本当にありがとう。

いつもでも元気でいて下さいね。照れ