陽性判定後の記事です
読みたくない方はスルーして下さい
おはようございます
望です。
胎嚢確認から2週間。
心拍確認の日がやってきました。
やっとです
2週間、長かったです
今回も会社帰りに
KLCに行ってきました
仕事の打合せが長引いて、
ギリギリで受付を済ませ・・
内診室で待っていると
ほどなく呼ばれました
ここまで来たんだ
どんな結果でも受け止めよう
そう思いながら
内診台へ上りました。
内診台で待っていると
カーテンの向こうに
男性医師が現れました
ドクター 「望さんですね。では、診ていきますね~。」
緊張の瞬間
食い入るようにモニターを見つめました。
まず、白い影が映り、
繭玉のような形の胎嚢が。
その周りをエコーが動きます。
あっ、胎芽、あった
胎嚢の中にある、小さな白い影。
ドクター 「はい、赤ちゃんですね。元気ですよ~。これ、見えますか。」
医師が指した胎芽の真ん中が、
ウニョウニョと動いていました。
ああ、動いてる
良かった、生きてる。
元気に生きてるよ
ドクター 「心拍確認できました。次は診察室でお呼びしますね~。」
ここまできて、アレッと思いました
この声、もしや・・・。
エコー写真をもらい、
内診室を出て、
すぐに診察室に呼ばれたので
ドアを開けました。
そこには・・
F田先生の姿
前回、6w3dで流産した時以来、
1年以上お会いできませんでしたが
まさかのこのタイミングで
お会いすることができました
ドクター 「今日で7週と1日ですね。順調です。体調にお変わりはありませんか。」
ワタシ 「はい、つわりがある以外は特に出血とかもありません。」
ドクター 「そうですか。本来は皆さん9週ぐらいまでこちらで診るんですがね。今こういう状況なんで、早めの卒業を希望される方は、心拍確認できた時に、卒業としているんですよ。望さんは経過も順調ですし、今後は産科で診てもらっても良い状況です。なので、本日卒業でも構いません。どうされますか。」
はやっ
もう、卒業の話か。
心の準備が出来てなかった・・。
そうだな・・
KLCは通いやすいとは言えど
出歩くことはやっぱり感染リスクにつながる
それに、いま分娩を考えている産院は
受診しないと予約できない。
まだまだ不安なので、
KLCで診てもらいたい気持ちもあるが、
ここで卒業にした方が良いのかもしれない。
ワタシ 「あの、分娩を考えている産院が、受診しないと分娩予約が取れないので・・」
ドクター 「であれば、なおさら卒業の方が良いですね!紹介状を書きます。」
ワタシ 「分かりました。では、今日卒業とさせてください。」
その後、F田先生は
真っ直ぐに私の目を見て
こう言いました
「おめでとうございます!」
急な展開になったので、
気の利いた返事は出来ませんでしたが
私も精一杯の言葉を返しました。
ワタシ 「ありがとうございます。前回の流産の時も最後に先生に診て頂いて、あれから時間が経ちましたが、やっと妊娠することができました。本当にお世話になりました。ほかの先生方、スタッフの方にもよろしくお伝えください。」
なぜか、この言葉を言っている時、
頭の中にリプロの先生方の顔も浮かびました。
KLCだけじゃない。
すべての、私の、不妊治療をしてくださった方へ。
感謝の気持ちがふつふつと湧いてきました。
F田先生は、微笑みを浮かべながら、
うんうん、と頷いていました
そして茶目っ気のあるF田先生は、
最後にこう言いました
ドクター 「それと、まだこのクリニックに赤ちゃん候補が1人眠っていますからね。忘れずに更新して、余力ができたら、また来てくださいね。」
それから、出産までで不安なことや、
コロナ対策のこと、産後の
アンケートの話をして診察室を出ました。
F田先生は時間を気にせず、
私のつたない質問にも丁寧に答えてくれました。
その後、お会計を待っている間、
卒業する時に渡されるアンケート用紙を
しげしげと見直しました。
KLCを卒業するブロガーさんが
受け取っていたこの赤いアンケート用紙。
まさか、自分も手にすることが
できる日が来るとは
そんなことをぼんやり考えていたら
頭の中に浮かんでくるものがありました。
新宿と新橋のクリニックの大きなビル
冷たい採卵ベッドの上
長い長い待ち時間を過ごした待合室
陰性判定を受けた診察室
採卵前に真夜中に打った大量の注射
リプロの医師の励ましの言葉
いろんな光景が浮かんでは消え、
浮かんでは消え、
いつのまにか
目から涙がこぼれていました。
長かった不妊治療、
これで終わりに出来るといいなぁ・・。
幸い、受付はあまり人がいなくて、
慌ててハンカチで涙を拭きとりました。
帰りに、鬼子母神にお礼を言いたくて、
雨の降りしきるなか、
お参りをしてきました
→大盤振る舞いでお札を投げ入れてきましたヨ
そんなこんなで、KLCは
この日をもって卒業となりました
→私的にはまだまだ治療の道半ばですけどね!
最後に、あと少しだけ、
書き溜めていた記事があるので
それをアップしてから、
このブログを終わりにしようと思います。
読みたいと思ってくださる方だけ、
あと少し、お付き合いをお願いします