最近、かまいたちのYouTubeに高尿酸血症の話題がありました。どうやら、濱家さんが痛風持ちの高尿酸血症らしい。私の家系は、代々、痛風持ちですが、私は尿酸値が高いが何故か痛風になった事がない、ここが尿酸が未だ解明されていない所です。

おおすじで内容は当たっていた。患者さんも、今の時代はここまで情報を正確に手にいれられる時代なんだと感心した。

せっかくだから補足したくなりました。

高尿酸血症で日本人に多い型が尿酸排出低下型、今回の濱家さんが最後に言っていた肝障害は、尿酸排出促進薬の治療薬のユリノーム(ベンズブロマン)が気にしないといけない重大な副作用。

肝障害の懸念がある薬は、今も結構ある。ある意味当然、身体には、異物である薬を身体から排除するべく、代謝しようとするのは、身体の自然な反応。

実は、多くの人が使うカロナール(アセトアミノフェン)もあるんです。用量によりますが…。

今の新薬には、RMP(医薬品リスク管理計画)が課せられる場合がある。これは、簡単にいうと市販後にも、薬の副作用などを注視する事を承認条件にしているのです。

ユリスは、ユリノームと同じ系統の薬という事で、RMPで潜在的リスクに肝障害が記されているが、たぶんその可能性は現時点では低い。(特定されたリスクではなく、潜在的なリスクです)

なぜなら、ユリスは、ユリノームのような肝障害が治験では無かった薬剤です。その事を目的に創生された薬剤でもあります。
だが、いくら治験で安全な薬剤でも、治験は、市販後に比べて母数(症例数)が大きく違う。だから、薬は市販後の調査はとても重要です。

薬は、良いタイミングで最適量を服用するのが大事。

さらに、もし可能なら自分の身体に即した薬剤選択をして、服用薬剤のRMPと相互作用に注意するとより良いと思います。


濱家さんは、尿酸の高い原因の自分の型や薬の相互作用についても理解していた、たいしたものです。後は不安を払拭するにはRMPだけ。

心配な方はPMDAのホームページからRMP確認下さい。