「元国立大学准教授の夫と、
国立大学附属教員夫婦による、
頭も体も心も最大限に高める子育て」
我が家のオレゴン州での子育ての日常をお届けします。
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和菓子職人弟子入りを約束していた息子。
色々あって、その和菓子屋さんは、1,2週間前に閉店してしまい、その道具の多くを譲ってもらった息子。
その精神を受け継ぎたいという思いを抱えながらも、現実の問題は、「明日から何しよう?」ということ。
せっかくの日本、せっかくの一人時間。
毎日夕方まで、予定がなくなってしまった。
私は、何かのボランティアをさせたくて、こども食堂を探すも、行ける範囲で、平日昼間は活動されているところはなく。
能登半島地震のボランティアに行かせようかと思うも、中学生一人を受け入れてくださる感じではなさそう。
兵庫で牧場を経営しているお友達に、ボランティアさせてもらえないかを聞くも、あまりにも突然で、難しいとのこと。
(そりゃそうだ。各部門に問い合わせてくれて、心から感謝!)
結果、交通費は出してあげるから、自分で行きたいところに行ってきなさいと、テーマを与えました。
そこで、息子が考えて出した結論が、大阪の周りを、一人で回りたいとのこと。
初日は、電車やバスの乗り方、チケットの買い方、歩く道のりも一緒に確認。
一日目は、京都の銀閣寺へ。
電車の乗り降りに、少し自信が持てたようで、次は、自分で調べて、必要な交通費の金額を受け取った翌日。
二日目は、奈良の法隆寺周辺へ。
自分で行きたいところに行けた自信がますます付いたようで、お寺の歴史も少し学び、教えてくれました。
「一人以上と話しておいで。」と目標を与えると、駅員さんやチケットの方と、一言話してこれるようになった息子。
三日目は、和歌山の和歌山城へ。
電車移動中は、寝ることはできないので、自分なりに色々調べたようで、大阪周辺の大まかな鉄道を把握できたよう。
ここでは、「英語で困ってる人を助けようと思ったけど、気づいたら遅かったからできなかった。」とのこと。
言葉が通じないことや、道が分からない不安を体験した上で沸き上がった気持ちなんだろうな。
息子が、毎日毎日とっても大きく、自信をもって顔が生き生きしていく様子が、本当に誇らしい。
四日目は、兵庫の牧場へ遊びに行かせてもらい、お友達ファミリーとも遊べて、人とたくさん触れ合えて、この旅の〆となりました。
思いのほか、一人で大冒険をすることになった息子。
二年前、初めてコンビニに行けるようになり、昨年、初めて子どもだけで電車に乗れるようになった子ども達。
こんなことができる日本の治安に感謝しながら、今年、一人旅をやりきった息子、本当におめでとう!
心から誇りに思います。
アメリカでの我が家の日常や子育て、
日米で小中高大の教員経験のある我が家の目線から、いろいろお届けします。
皆さんの家庭教育や子育て、夫婦の形、自分の人生についてのお話も、たくさん聞かせてください。
いつか、オンラインやインパーソンで会える日を願って!!