元国立大学准教授の夫と、国立大学附属教員夫婦による、頭も体も心も最大限に高める子育て。
ここでは、オレゴン州の普通の日常をお届けします。
私たちが渡米したのは、2019年、双子が小3、娘が小1の時です。
駐在と違って、任期のない、環境が許せば、ずっとアメリカ生活を続ける可能性があった私たち。
そこでの初めの大きな選択は、日本人学校に通わせるかどうかでした。
月~金は、現地校で、アメリカ教育を受けている子どもたち。
プラス、土曜日に、駐在の子どもさんが多く通われている、日本人補習校に行くこともできました。
うちは、日本人家族だし、日常会話も日本語なので、差し迫って行かないといけない訳ではない。
だけど、読み書きだったり、もし日本に帰ることになったりしたら、日本語の勉強は必須。
私がの出した結論は、「通う」一択でした。
子どもにとっては、勉強も宿題も大きな負担になるし、私たちにとっても、費用だってバカにならない。
決め手は、これに尽きます。
将来、大きくなった娘と、あれこれ話ができないかもしれない!と想像したんです。
娘といつまでも会話できるためには、私の英語がそこまでのレベルに達するか、娘が日本語の勉強を頑張ってくれるかのどちらか。
私?自信をもって、言えます。
「無理。0%と言ってもいい。」
「それならば、娘に賭けよう!」
と。
そうして、私は、できるだけプラスとマイナスの両面を話し、その上で、私の思いを伝えました。
人生は、選択の連続だけれど、当然、親のベースとなる考え方は、子どもにも大きな影響を与えます。
最後は子ども自身が判断すればいいけれど、一番子どものことを考えている親が、子どものことを考えて選択肢を与えることは、何ら悪いことではありません。
私が、子どもに頻繁に言い続けている言葉があります。
「悩むなら、まずはやる方を選択しなさい。」
そして、附属時代に、生徒に何度も伝えたことがあります。
「どうせやるなら、全力で向かいなさい。」
やる方を選択し、一度本気で向かい、それでダメだったり、合わなかったり、負担に感じて辞めるのは、本人の自由。
まずは選択を広げること、これは親の大切な役目だと思います。
今、子どもたちは、ダブルスクールをこなす生活を、何年も続けています。
結果、双子たちは、土曜日の日本人学校のほうが何百倍も楽しんでいるんです。
(今日も、学級代表で、文集委員になれたと喜んでいました。)
やって良かったと、今はっきり感じることができる。
今日も、学校に送りつつ、頑張る子どもたちに、私にできる最大のエールを送ろう。
アメリカでの我が家の日常や子育て、日米で小中高大の教員経験のある我が家の目線から、いろいろお届けします。
皆さんの家庭教育や子育て、夫婦の形、自分の人生についてのお話も、たくさん聞かせてもらいたいです。
いつか、オンラインやインパーソンで、会える日を願って!!