初版:2020/7/16  6:46:33

完全な自己責任です。当方は一切の責任を負いかねます。

GID学会認定医の主治医の先生にWEB原稿をご確認いただきました。

上のアメブロヘッダー画像の〇に書いたように、

女性ホルモンも抗男性ホルモン剤もSRSも不可逆な(後戻りできない)ことや

家族/パートナー/子供や仕事/職場の問題を

十二分に検討済み/準備済みであることを前提としていて、

MTF当事者を対象にしています。


元々の原稿は後半(私の平凡なホルモン摂取の計画と結果)のみだったのですが、
女性ホルモン療法について、お伝えしたい点だけを前半に示します。

 

●上付きアルファベットが、出典・レファレンス#です。
出典・レファレンスを、基本、各節末に移動しました。

リンク先の翻訳には、Chrome 画面中、右クリックで「日本語に翻訳」を選択。

●が2022年10月の主要改訂箇所です。

●女性ホルモンには、卵胞ホルモン(エストロゲン、エステラジオール)と黄体ホルモン(プロゲステロン)があり、この章の女性ホルモンは卵胞ホルモンを示します。

黄体ホルモンについては当ブログの11章参照。

目次:
前半:女性ホルモン療法
1.    エチニルエストラジオール(製品例:エチニラやプロセキソール)のリスクは?
2.    錠剤か「注射 with GID診断書」か?
3.    ホルモン療法で重要なことは?
4.    乳房に塗布できる女性ホルモンがありませんか?
5.    女性ホルモンでどれぐらいバストアップするのか?
6.    前半のまとめ

 

後半(付録):私の女性ホルモン療法
7.    女性ホルモン剤をどの方法で摂るか?
8.    私の女性ホルモンの副作用への対処
9.    実際の私の女性ホルモン注射量と結果 
10.  費用

11.  ホルモンの減量(高齢者向き)

 

 

<前半:女性ホルモン療法>


1.    エチニルエストラジオール(製品例:エチニラやプロセキソール)のリスクは?
ホルモン療法を受けているMTFで、足や肺で血管が詰まり、死に至る危険性もある静脈血栓塞栓症(以下、ここでは単に血栓症と略します)について、
2019年7月のレビュー論文Aでは、「関係する6,349の研究を特定しました」が、そのうち、「使用されたエストロゲンの種類」について効果を調べたのは「13」研究のみでした。

例えば、そのうちの一つは「816人のトランスジェンダー女性のコホート研究」(研究対象となる病気の発生率を比較することで、要因と病気発生の関連を調べる研究)で、「41人」(「5.5%」)が血栓症になりましたが、「そのうち40人は」「エチニルエストラジオール」錠剤を飲んでいて、「1人は経皮エストロゲンを使用していましたが、この1人は血栓症の既往歴がありました。」


これらの論文を総合的に検討した結果、エチニルエストラジオールは他のエストロゲン製剤よりも血栓症のリスクが非常に高いため、「エチニルエストラジオールの使用を避けるべき」という結論が導かれました。

別の研究で、脳梗塞で死亡した5人全員がエチニル・エストラジオールを使用していたという研究もあり、同じ結論が書かれていますB(2人は虚血性心疾患の既往歴あり)。

エチニルエストラジオール(製品例:エチニラやプロセキソール)は避けましょう。

 

A)    ホルモン療法を受けているトランスジェンダーの成人における静脈血栓塞栓症のリスクの管理 [Managing the risk of venous thromboembolism in transgender adults undergoing hormone therapy] Goldstein Z, Khan M, Reisman T, Safer JD (2019) J Blood Med. 10: 209–216.
出典元:Goldstein Z, Khan M, Reisman T, Safer JD. Managing the risk of venous thromboembolism in transgender adults undergoing hormone therapy. J Blood Med. 2019;10:209-216. doi: 10.2147/JBM.S166780
© 2019 Goldstein et al. This work is published and licensed by Dove Medical Press Limited. The full terms of this license are available at https://www.dovepress.com/terms.php and incorporate the Creative Commons Attribution – Non Commercial (unported, v3.0) License (http://creativecommons.org/licenses/by-nc/3.0/).

B)    ホルモン治療しているFTM、MTFは、寿命が短い!?


2.    錠剤か「注射 with GID診断書」か?
ホルモン錠剤は、肝臓を1回余分に通るので肝臓負担が大きくなりますC参照

したがいまして、錠剤は避け、健康重視で診断書を取ることを推奨します。

ホルモン摂取は長期に及ぶことになるので、老人介護施設入所の年齢を遅らせるためにも、必要です。
私自身は、少しだけ離れたホルモン医に行ったところ、GID診断書を取ってくるように4つのメンタルクリニックを提示されたので、調べてその一つでGID診断書をもらいました。
「GID診断書 スザンヌみさき」で検索すれば、GID診断書を1日で取得する方法が分かります。

原稿を書いている時点で、より信憑性のあるデータ/論文に基づいているかを私は重視しているので、
データ/論文が更新されれば、私の言うこと(結論)も変えます(「過ちては改むるに憚ること勿れ」です)。

 

C)   例えば、ホルモンテキストの「飲み薬と、注射と、貼り薬の違い」参照

 
3.    ホルモン療法で重要なことは?
効果も重要なので、私は塗り薬より(ホルモン医での)注射を選びました。
用量はホルモン医と相談して決めました。
ホルモン療法で重要なのは、定期的にホルモンレベルと肝臓、腎臓、血液の基礎マーカー値を測って、結果により用量を相談して変えていくことです。


私はSRSを急ぐため男性ホルモン値と基礎マーカー値を頻繁に測っていましたが、そのための節約で女性ホルモン値測定の間隔が空いたため、女性ホルモン値が高くなり過ぎたことを反省しています(私が用いた抗男性ホルモン剤の効果が想定外に高かったためかもしれません)。


ダイエットで重要なのは体重を測ることと同じです。
(ホルモンレベル肝臓値などを)測りながら進みましょう。

4.    乳房に塗布できる女性ホルモンはありませんか?
乳房に塗布したらバストアップが期待できるのでは、と思い、各製品添付文書などを調べました。


レファレンスをコンパクトにするため、まとめて記載のあるものだけをここに示しますが、
ジェルは乳房に塗布しないように書いてあります。D参照

海外品も様々調べましたが、例えば、エマルジョンクリームのEstrasorbでも同様でした。E参照

したがいまして、女性ホルモンは乳房に塗布してはいけません。

D)     例えば、エストラジオール:エストラーナ,ディビゲル,ル・エストロジェル (interq.or.jp)で、

「乳房、外陰部」以下をご覧ください。

E)     例えば、エストラソルブ:副作用、投与量&用途 [Estrasorb: Side Effects, Dosage & Uses] - Drugs.comで、

下までスクロールして全文日本語にしてから「乳房には」以下をご覧ください。


5.    女性ホルモンでどれぐらいバストアップするのでしょうか?
2017年の論文FFigure 4に示すように、
197名のMTF、年齢中央値28歳(範囲18〜69歳)に対して、1年間女性ホルモン療法後、96.4%がAカップ以下で、48.7%はAAAにしかなりませんでした:トップバストとアンダーバストの差の平均は7.9±3.1 cmでした。
オランダのアムステルダム、ベルギーのゲント、イタリアのフィレンツェのジェンダークリニックのデータです。
純女さんでもバストアップには何年かかかるので、データが1年という点が残念です。

研究費がかかるためか、長期研究は見出せませんでしたが、
あるYouTubeGによると、
"女性ホルモンを投与しても80%近くの人が B カップ未満にしか胸が成長しません
50人以上ぐらいのニューハーフさんと出会ってきたんですが、そのうち女性ホルモンだけでおっぱいが Cカップ以上になったのは6人ぐらいでした" とのことです。
"あとは全員豊胸手術を受けていたり、これからされるという方でした。"

スザンヌみさきさんは、続けて女性ホルモンはおっぱいを大きくするためのものではなくて、男性ホルモンによる男性化を止めるためにやるものと話されています。

F)     クロスセックスホルモン療法の1年後のトランス女性の乳房発達:前向き多施設研究の結果 [Breast Development in Transwomen After 1 Year of Cross-Sex Hormone Therapy: Results of a Prospective Multicenter Study.] de Blok CJM, Klaver M, Wiepjes CM, Nota NM, Heijboer AC, Fisher AD, Schreiner T, T'Sjoen G, den Heijer M (2018) J Clin Endocrinol Metab. 103: 532-538

G)     【女性ホルモン基礎知識3】女性ホルモンとおっぱい というスザンヌみさきさんのYouTube

 

6.    前半のまとめ

6.1.    エチニルエストラジオール(製品例:エチニラやプロセキソール)は避けましょう

6.2.    (簡単でいいので)GID診断書を取って注射で行きましょう

6.3.    (ホルモンレベル肝臓値などを)測りながら進みましょう

6.4.    女性ホルモンは乳房に塗布してはいけません

6.5.    女性ホルモンでは多くの人が B カップ未満です

     バストアップ問題への私の一つの解決策は7章.私のバストアップ:成長再生豊胸/バストグロウ

   参照

 

<後半(付録):私の女性ホルモン療法>

 

女性ホルモン摂取は、下記7を計画し、その不安を、下記8のように明確な対象に分割し、各々に対策を立てた上で、GID学会認定医の主治医の先生に相談し修正しました。

7,8は修正前の計画で、あくまで私の場合です。ご担当医にご相談ください。

 

7.      女性ホルモン剤をどの方法で摂るか?

7.1     例えば、文献H の Table 2 をご覧ください。
Chrome画面中、右クリックで「日本語に翻訳」できます。
吉草酸エストラジオール(=エストラジオール吉草酸エステル)および
エストロゲンパッチまたはジェルは、肝臓の初回通過効果を回避できます。

7.2     これに対して経口ホルモン剤(飲み薬)は肝臓に負担がかかるので、初めから主治医の下での注射(エストラジオール吉草酸エステル(ペラニンデポーやプロギノンデポー))を選択しました。いい歳なので心血管に注意を要するJので、通常の半量5mgで開始して様子を見て、2週間隔で、4週目から10mgに、さらに4週目から20mgにし、副作用が見られれば減らすという計画を立てました。血液中のホルモン検査結果を見ながら、主治医に相談し、毎週10mgか2週に20mgが理想と考えていました。

7.3     私の健康状態は良いので、経皮ホルモン剤(パッチやゲル)ではなく、通常の注射を希望しましたが、地震用備蓄や副作用が見られた場合、パッチ(エストラーナ)か、ゲル(ル・エストロジェル、ディビゲル)Kと考えていました。

7.4     主治医からは、「6回目済んだら血液検査をしよう」と付け加えられた上で、上記に同意を得ました。副作用について、血栓症について表の赤字および眠い、だるいという人もいるという点も付け加えられました。地震などで通えなくなった場合の備蓄用としては、この中で安価だったディビゲルを購入しました。

 

H)   トランスジェンダーの女性に対するエストロゲンと抗アンドロゲン療法 [Oestrogen and anti-androgen therapy for transgender women.] Tangpricha V, den Heijer M (2017) Lancet Diabetes Endocrinol. 5: 291–300.

J)    高齢のトランスジェンダーの内分泌治療 [Endocrine treatment of aging transgender people.]
Gooren LJ, T’Sjoen G (2018) Reviews in Endocrine and Metabolic Disorders. 19:253–262
良く書かれた総説で、要点はTable1と2にあり、両方の心血管への注意を参照。

下表のプロラクチノーマとなる人は少ないようです(「prolactinoma are」以下を参照)。

K)    性同一性障害gidのホルモン治療を始める方へ の MTFのための女性化させるエストロゲン  

 

8.      女性ホルモン製剤の副作用への私の対処

 

8.1     ●注.「移行の最終段階であっても、トランス女性の精子または精巣幹細胞の凍結保存の選択肢が開かれる可能性があります」が、「ホルモン療法は精子形成に影響を与えるため、性別確認プロセスの早い段階」が凍結保存には望ましいが、「ホルモン治療を行うと、生殖細胞の発達に異常が生じ」たという報告もあるので、精子の凍結保存をするなら、ホルモン療法前にM
ホルモン開始前に精子を保存抗男性ホルモン剤と女性ホルモンのホルモン療法による影響には、筋肉量/筋力の低下など様々な影響があり(N,O参照)、ここでは副作用に含めていませんが、

    重要で不可逆な影響もあるので、女性ホルモンを開始するかどうかは熟慮に熟慮の上で

8.2  ここには示していませんが、想定される対処の項に、自分に合った対処や対処薬を書いています。

8.3     分かりやすくするため、抗男性ホルモン剤などの副作用やホルモン療法時の注意点は、この表から除きました。  

 8.4     ホルモン療法を受けていることを一々説明したくない時や、別の専門医に行くのをためらわないために、ホルモン服用者携帯カード↓を、MTF先輩が教えてくれました。

    このことを話したら、主治医のところでも作っていただけました
(クリニック名入りだったので、ここへの掲載を控えました)。

 

L)    MTFの女性ホルモンの種類とその副作用 血栓症のサインは挿入図参照

M)   ドイツのトランス女性のための不妊治療のオプション [Options for Fertility Treatments for Trans Women in Germany]
出典元:Schneider F, Scheffer B, Dabel J, Heckmann L, Schlatt S, Kliesch S, Neuhaus N. Options for Fertility Treatments for Trans Women in Germany. J Clin Med. 2019;8(5):730. doi: 10.3390/jcm8050730..
© 2019 by the authors. Licensee MDPI, Basel, Switzerland. This article is an open access article distributed under the terms and conditions of the Creative Commons Attribution (CC BY) license (http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/).

N)   トランスジェンダーホルモン療法(男性から女性へ)「Transgender hormone therapy (male-to-female)) - Wikipedia の 効果(effect)の項の表(最終編集日は 2022 年 9 月 28 日 11:07  (UTC))

O)   女性化ホルモン療法 [Feminizing Hormone Therapy] の 特に 効果と期待される時間経過(Effects and expected time course)の項の図

 

9.      実際の私の女性ホルモン注射量と結果

 

9.1     私は高齢で早期にSRSを受けたかったので、2章に示した抗男性ホルモン剤を10週目から併用したため、14週目に男性ホルモン値が女性標準値上限以下になったので、その後毎週10mgにしていただきました。

9.2     反省点:強力な抗男性ホルモン剤のためか、このスケジュールでは女性ホルモン(エストラジオール)値が高くなり過ぎました(女性ホルモン値測定は重要です)。

9.3     効果:SRSまでの約9カ月で、胸、陰部などほとんど変わりませんでした。性志向も変わりませんでした。

9.4     副作用:最初の頃のみ、注射当日から一週間、疲れやすい、だるいことがありましたが、それもなくなりました。肝機能、腎機能、血液一般の血液検査値はいずれも、ホルモン開始前とほぼ同様で、基準範囲以内でした。

 

9.5     SRS(腟なし)1年経過時点での副作用関連では、下記が変わりました:
①(筋肉が落ち→)筋力が落ちました(→疲れやすくなりました)
②(体脂肪の再分配→)お腹が出ました
③(肌が柔らかくなりましたが)肌の修復が遅くなりました。

9.6     生まれつきの女性は、これらの点について男性よりマイナスという事を実感しました。
 例えば、従来は敢えてダイエットしなくてもお腹が出ませんでした。

9.7     女性ホルモン(1年8か月目)、抗男性ホルモン剤(1年6か月目)、成長再生豊胸(10か月目)でもありますが
女性ホルモン療法
Fとの対応関係から、3.5は主に、男性ホルモン激減女性ホルモンの影響と考えています。

9.8     各々、運動、ダイエット、怪我をしないように注意する などの対策を取っています。
        ┗体重63→59㎏、ウエスト78→72cm
なお、SRS 8か月目にした健康診断(血液検査を含む)では全く問題は観察されませんでした。

 

10.   費用の参考として私の主治医のクリニック 2020年7月現在(最新費用はご確認ください)
女性ホルモン(当時ペラニンデポー)         2000円/アンプル
女性ホルモン値測定(プロラクチンも)*     4000円
男性ホルモン値測定*               3500円
*これらの測定には共通に、肝機能、腎機能、血液一般などの測定も含みます。 

 

11.    11項は、卵胞ホルモンについては高齢者向き
[ホルモンの減量](旧11章の2節と6節の一部を改訂して、ここに移動。
以下、女性ホルモンが卵胞ホルモンに表現が変わります)
SRS後、経皮卵胞ホルモンの0.06%エステラジオール・ジェルを用いていましたが、これを徐々に減らしていきました。
夏前から始めて失敗し、卵胞ホルモン不足によると思われる更年期症状を発症しました
(夏場の体温調節不調、夏の終わりに骨粗鬆症気味になり簡単に骨折、朝の手のこわばり等)。手のこわばりは、ペラニンデポー筋注5mg/2週間を3か月弱で治癒しました。再挑戦する予定。

 

11.1.  [卵胞ホルモンを減らす理由1] HRT [ホルモン療法] はGRS [SRS] 後どのように機能しますか?というサイトPで、次のカリフォルニア大学サンフランシスコ校UCSFサイトの著者Dr. Deutschが優れていてトランスジェンダー擁護者なので、と次のサイトを強く勧めていました。
UCSFの女性化ホルモン療法の概要_性別肯定健康プログラムQ(2016年と少し古い)の[年配のトランスジェンダーの女性]の項に、次のように書かれていたのが減らした理由です:「米国の閉経の平均年齢は49歳であるため[41]、性腺摘出術を受けたトランスジェンダーの女性では、50歳前後でホルモン療法の中止を検討するのが妥当です。これの期待される効果は、閉経を経験している非トランスジェンダーの女性と同様である可能性があります。性腺を保持しているがホルモン療法を中止しているトランスジェンダーの女性は、男性化の再発を経験する可能性があります。このアプローチの長所と短所について、個別の共有された意思決定とともに議論することをお勧めします」。
(現在では紫字の考え方は世界的に変わっているようです。)

11.2.  [卵胞ホルモンを減らす理由2] 
①ホルモン摂取しているMTFはシス女性より心血管リスクが高いので、②卵胞ホルモン量を減らす人もいますが、更年期障害になる場合もありますが、男性ホルモンを作っている場合は酷くなりません。例えば、2021年のLGBTQ+と更年期R参照。

 

P)    何でも聞いてください「GRS 後の HRT はどのように機能しますか?」_アリソン・ワシントン|medium (medium.com) [Ask Me Anything_ ‘How does HRT work after GRS_’ _ by Allison Washington _ Medium]

Q)    女性化ホルモン療法の概要_性別肯定健康プログラム (ucsf.edu) [Overview of feminizing hormone therapy _ Gender Affirming Health Program]

R)    LGBTQ+と更年期 [LGBTQ+ & Menopause - Menopause Experts]
①higher riskの前後を参照
②testosteroneの前を参照

 

11.3.  [経皮の理由1:経皮の方が低リスク] 経口と違い経皮であれば低用量エストロゲンを服用しても脳卒中のリスクは増えませんでした。詳しくは経皮および経口ホルモン補充療法と脳卒中のリスク:ネステッドケースコントロール研究S参照。

 

11.4.  [経皮の理由2] ホルモン減量法として、①服用間隔を伸ばす方法はホルモンレベルが変動するので、②1日当たりの服用量を減らす方がより望ましい。例えば、サイトT参照。
経皮ジェルは量の変更が容易です。
また経皮は、経口に対して肝臓を経由しない点も優れています。

 

S)    経皮および経口ホルモン補充療法と脳卒中のリスク:ネステッドケースコトロール研究 [Transdermal and oral hormone replacement therapy and the risk of stroke: a nested case-control study] 
The use of transdermal HRT [経皮HRTの使用]を参照。

T)    HRT の停止 - Harrow Health Care Center (harrowhealthcare.co.uk) [Stopping HRT - Harrow Health Care Center] Reducing the dose [量の削減]を参照。

 

11.5.   実際には、毎秋に減量するかどうか検討するのが良いようです。HRTを本当にいつまでも続けてよいですか?」 – 日本産婦人科医会U参照。

11.6.   参考としての卵胞ホルモンの減らし方日程例としては、2020年のホルモン療法による更年期症状の治療-UpToDateV参照

 

U)    7.質問!「HRTを本当にいつまでも続けてよいですか?」 – 日本産婦人科医会 (jaog.or.jp)
「気温」と「涼しい時期」を参照。全文を是非ご一読ください。

V)   ホルモン療法による更年期症状の治療-UpToDate [Treatment of menopausal symptoms with hormone therapy - UpToDate]
When tapering [漸減する場合]以下6文を参照。