トミーテックが103系1000番台を製品化します。
おもしろ電車でエメラルドな電動車ユニットをしっかり1000番台で再現したから
もしかしてと思ったら早くもそのもしかしてが現実となりました。
同時に高運転台なエメラルドも再生産をします。
この際だから、エメラルドな103系の15両編成をと思ったのですが、
これが思いのほか悩みどころが多くて大変です。
国鉄型の多くに当てはまることだけど、
ガチで本物と同じ編成構成にしようとするとかなりの難問になります。
103系は長年にわたって製造されているため、外観が変わる違いが多々あります。
新車時からの違いに加えて、冷房化改造のように後天的なものもあるから、
バラエティの豊富さは尋常ではないです。
さらには編成単位で製造されていないケースも多々あるため、
編成構成が同じ外観なロットで整っていることは珍しく、大半は混ざっています。
その混ざり具合はしっかり調べないとダメです。
かなり昔な話だから、その分だけ資料が乏しいです。
さらに書くと、103系の廃車にあたっては差し替えもしていたみたいだから、
ほんの一時期だけ存在していた編成内容というのもあるかもしれません。
もしかすると、電動車ユニットは必ずペアでというルールさえ守れば何でもあり
だった可能性もありそうです。
ただし最大の落とし穴は低運転台車を含むセットを再生産してくれないことかな。
付属編成は末期になるにつれて4M1Tが多数派なはずだけど、
これを再現することができません。
それだけに、今回はどうしようかなというのはかなり悩みます。
国鉄型電車の恐ろしさを、今になって実感しています。