こんにちは。
理学療法士 / 糖尿病療養指導士
NARDアロマ・アドバイザー
澁谷です
以前、ブログで投稿した
の続きを書きたいと思います。
病院では
身体の機能を取り戻すため
または、維持をするために
リハビリが行われます。
入院している間はリハビリが続き、
病気や怪我の治療が終わり
リハビリもある程度の目標まで
達成することが出来れば
退院になると思います。
"自宅に帰るために"
リハビリを頑張って
"自宅に帰ったら"
あれをやりたい、これをやりたい。
という気持ちで…というか
その気持ちだけで
必死に頑張っている方がほとんどで
それは年齢問わず
90代後半の方でも、同じでした。
自宅に帰る時点での身体の機能は
一人で何でも出来る方
誰かの手助けが必要な方
道具があれば大丈夫な方
など個人差があり、様々です。
同じ病気や怪我で
同じ年齢であっても
身体の状態は、全く違います。
ですから
リハビリの内容も、福祉用具の選定も
ワンパターンでは
この病気や怪我だと
この期間でこれくらいまで回復して
福祉用具はこれでいい
とだいたいの流れは決まり
予測もできますが
本当にそれで、大丈夫でしょうか。
このパターンなら、これ、と
決めつけてしまっては
患者さまの身体機能を
ここまで、と決めつけていることと
同じになると思います。
その状況で自宅に帰り、困るのは
患者さまです。
退院すると同時に
リハビリは終了してしまうことが
ほとんどです。
外来のリハビリで継続される方
訪問リハビリとしての
サポートが続く場合もあります。
ただ、そのサポートが続かない場合
リハビリから遠のいてしまい
病院では出来ていたはずのことが
出来なくなってしまったり、
思っていた生活が送れなかったり。
次はこれ、その次はこれ、と
ステップアップしたくても
うまく出来なかったり。
初めに借りた福祉用具は
もう使っていないのに、
「あると安心だから」と言って
借りっぱなしだったり。
一番ビックリしたのは
自宅に手すりを付けることになった
患者さまの
手すりの取りつけ位置です。
せっかくお金をかけて
工事をするのに、
これから一切使わないであろう位置に
取り付けようとしていたのです。
円背(腰が曲がっている姿勢)の方で
立った姿勢では背中を伸ばせず
歩いている間も曲がっています。
その方に対して、
一般的な手すりの高さでは
合いませんよね
まず、届きません。
縦型の手すりの設置でしたが
そのままでは
手すりに触れるために
立ち止まり
背中を伸ばさなければいけない
そんな意味不明な状況に
なるところでした
その方が歩いているときは
目線は下を向いている、または
前方を見ることで精一杯ですし
両手は膝に置いたり
腰の後ろに回したりします。
安全に歩くために
転倒を予防するために
ひと休みするために
つかまる目的で付ける
手すりですよね。
手すりが必要だから付けましょう
なんて、そんな考えで
無駄につけるのはやめてください。
手すりが合う方と
歩行器が合う方と
杖が合う方と、それぞれです。
何かつかまるものがあればいい
というものではありません
福祉用具を使うどころか
かえって邪魔になる場合もあります。
それが原因で、
転倒してしまうこともあります。
例えば
杖が必要ではない方が杖を使うと
いつもの歩く姿勢ではなくなり
バランスが崩れます。
そして、杖を使うというよりは
ただ杖を持ち運んでいるような…
そんな状況になってしまいます。
これでは意味がない
その方に合った福祉用具の選定は
リハビリ職として
適切に行うべきだと思っています。
自宅での生活を続けるために
自宅での生活を支えるために
福祉用具の選定だけではなく
ちょっとした工夫や
周りの環境を整えること
身体機能の維持・向上
などをふまえた上で、
訪問サービスを提供していきたいと
思っています。
地域に貢献したいです。
年齢問わず、自宅での生活に
困っている方は
たくさんいると思います。
わたしの地元では、
リハビリを受けられるところが
ほとんどありません。
受けられるところがないから
受けられないという方に
提供していきたいと思います。
相談も受け付けています
必要としている方に
必要なサービスを届けたいと
強く思います
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pt.aroma.ns@gmail.com