こちらは三菱UFJ新興国債券ファンド通貨選択シリーズ(トルコリラコース)の運用報告書です。
報告期間は去年4月から10月までの半年間です。
トルコリラコースは今年4月の決算をもって満期償還されることが決定しているため、この報告書は最後から2番目のものということになります
報告期間の運用成績は若干のマイナスです
基準価格四桁で満期償還を迎えることができるかどうか見ものではあります…。
ここ5年間の基準価格推移はこちらです。
トルコリラの下落に引きずられる形で5年間の運用成績もマイナスに沈みます
ここ半年間のトルコリラの対円レートの推移です。
去年4月時点で7円弱だったトルコリラの価格は半年間で5円台半ばまで2割以上の急落となり、債券価格の回復や金利収入による運用プラス分は帳消しとなりました
ポートフォリオデータはこちらです。
パナマやアゼルバイジャン、オマーンなどインパクトのある国名が並びます
最後に、こちらはファンドレポートです。
三菱UFJ 新興国債券ファンド 通貨選択シリーズ<トルコリラコース>(毎月分配型) | 投資信託なら三菱UFJアセットマネジメント (mufg.jp)
ここにはファンド誕生から去年末までの基準価格、純資産価格の推移が掲示されています。
2009年4月のリーマンショック直後の大底からスタートしたファンドですが、結局のところトータルの基準価格は分配金再投資ベースで横ばいとなりました
リーマン不況時に果敢に新規投資した投資家の多くは報われたわけですが、このファンドに関しては例外でした
2012年以降に純資産価格が上昇しているのは当時のトルコリラブームの関係です。
トルコリラブームに乗って投資した場合は30%の運用損で強制終了ということに…。
その間のトルコリラ価格の推移です。
さすが、アリジゴクのごとくスワップポイント狙いのFXトレーダーを何人も引きずり込んだだけのことはあります
色々話題の尽きない楽しい(?)ファンドでしたが、もうすぐお別れとなると悲しいですね