こちらはDWSグローバル公益債券ファンドからの運用報告書です。
報告期間は2023年4月から10月までで、ちょうどアメリカの長期金利が5%の大台に達した頃となります。
アメリカの長期金利上昇に伴いドル高も進みましたが、安定的な運用のための為替ヘッジがアダとなりました
このファンドには為替ヘッジありコース(A)のほか、為替ヘッジなしコース(B)もあります。
それぞれの基準価格の長期推移はこちらです。
為替ヘッジあり(A)
為替ヘッジなし(B)
もともと為替リスクを避けつつ世界の公益企業債に分散投資することで安定的な運用を目指すファンドでしたので、為替ヘッジありコースの方が人気を集めていました。
しかしながら、ここ2年は金利上昇による債券安の逆風を超円安でカバーした為替ヘッジなしコースの優位性が際立っており、人気(ファンド純資産)面でも逆転が見えてきています。
「為替リスクを過度に恐れてはいけない」と、このファンドは訴えているのかもしれません