こちらはJP4資産バランスファンドより届いた運用報告書です。

 

 

このファンドにはポートフォリオ構成によって「安定コース」・「安定成長コース」・「成長コース」の3種類があります。

安定コースは安全資産と言える国内債券が55%過半を占めており、逆に成長コースは株式組み入れ率が70%となっています(安定成長はその中間です)

 

 

こちらは安定コースを保有中ですが、報告期間(2022年7月~2023年1月)は国内債券が足を引っ張る形で2.8%のマイナス、3コース中でワーストでしたあせる

本来、安定コースは国際情勢が不安定な下げ相場に強いイメージがありますが、同時進行した高インフレが逆風となった形です。

 

 

3コースの基準価格の5年間長期推移は以下の通りです。

【安定コース】

 

【安定成長コース】

 

【成長コース】

 

ここ5年間の間に、2018年末の世界的株安、コロナショック、ロシアによるウクライナ侵攻と相場の急変を何度も経験しましたが、結局のところ変動の波は大きくとも成長コースが安定コースに対して優勢となりました。

 

「株式中心の米国人の金融資産はここ30年で3倍以上に成長した一方で、銀行預金中心の日本人の金融資産は1.5倍の成長にとどまった」などという新聞報道もありますが、この安定コースと成長コースの基準価格差を見ると妙に納得ですうーん