横断歩道 | nozomiのブログ

nozomiのブログ

ブログの説明を入力します。

健康な時には 気が付かなかったこと。

道を渡る時に遠くの車まで来ていないか気にすること。
歩けるなら『さっ』と走って渡っちゃえば済むんだけど、車椅子だと歩道の段差があったりすると『さっ』とは 渡れない。

横断歩道でいつも目立たないように待っている。
間違っても車を運転している運転手さんとは 目を合わせないように。

たまに親切に停まって下さる方もいる。
そんな時には 頭を下げてそそくさと渡る。
本当は 小学生みたいに大きな声で『ありがとうございました!』って言えれば気持ちがいいんだろうなあ。
大人になると変な所で 恥ずかしがってしまう。

今日も横断歩道で目立たないように待っていると、右側から来た車が停まってくれた。
しかし、左側からの車は 一台も停まってくれなかった。
余りに停まってくれないので、右側の停まって待っていてくれる方に申し訳なくなってしまった。
心の中で『私のことは 放って置いて行って下さい!』って思っていた。

病院に帰って来てエレベーターに乗るときに初老の男性と一緒になった。
『さっき、横断歩道で待っていた方?』
と聞かれた。
なんと、右側で停まって待っていてくれた方だった。
『横断歩道なのにどうして皆停まらないんだ!』
とちょっぴりお怒りだった。
確かに交通規則だと、横断歩道で歩行者が待っていたら一時停止しなければならない。
でも、急いでいたりするとなかなか停まるのは 面倒くさい。

健康な時には 気が付かない些細なことが、障害者になるとよくわかる。
でも、健康だけど些細なことに気が付いてくれる方もいる。

世の中には 色々な人がいるんだなぁ。



Android携帯からの投稿