今日のこの記事、ヒッキーさんのブログに触発されたものです。
このブログでも度々記事にしていますが、私は甲府生まれ甲府育ちです。
実家は甲府駅から徒歩15分。
私が暮らしていた頃は賑わっていた街の端っこでした。
出前してくれるお店も何店舗かあり、サザエさんの漫画のように、来客があった際の「出前」は子供の頃の私の密かな楽しみでした。サザエさんと違って「店屋物」とは呼ばず、「出前を取ろう」と言っていました。
定番はお寿司でしたが、中華や定食屋さんもありました。
サザエさんと違って、鰻屋と蕎麦屋はありませんでした。
私が一番好きだったのは、カツ丼でした。
カツ丼は踏切食堂というお店のものが、一番多かったかな?
山梨のカツ丼は、一般的なカツ丼とは異なります。
これ、農林水産省のホームページでも記事になっていました。
↑の写真、カツやキャベツの切り方が雑ですが、特徴は良く表されています。
レモンと練り辛子が添えられているものが多かったです。お店によっては八つ切りくらいのトマトも添えられていたり。
さらに蓋付きの丼は必須です。
農林水産省の写真のように、ウスターソースをかけて食べるのが一般的でした。当時はトンカツソースなんて、普通のお店にはありませんでした。
カツを一度蓋に退避させ、ウスターソースのかかったキャベツとご飯をかき込むのが美味しいのです。
踏切食堂のカツ丼は、トマトケチャップだったような気がするのですが、もう、確認はできないかなあ。
このカツ丼、スーパーの惣菜でしょっちゅう再現するのですが、思い出には勝てません。
総理屋に食べに行こうかな。
農林水産省のホームページを見るまで知らなかったのですが、「特選やまなしの食」なんてものが選ばれていました。
ここに、「食べられるお店」があるのですが....
カツ丼、絶滅危惧種かもしれません。