ブックオフで大量に本を買い込みました。

そのうちの一冊がこちら。



私はうどんより蕎麦が好みで、行きつけの蕎麦屋は何軒かありましたが、いずれも町中華ならず町蕎麦。

閉業したものも多い。


調布駅前にあった一休庵は閉業し、深大寺の本店のみになってしまったと思います。

西調布で通った満盛(万盛だったかな?)もとっくに閉業。

三重県津市に住んでいた時には、通ったほどの蕎麦屋さんはありませんでした。

現在は、自宅徒歩圏のお店2軒に、それぞれ年数回。

一番立ち寄る回数が多いのは、渋そばだということに気づきました。


さて、カラーブックス"蕎麦入門"。

うんちく話は、まあまあ。

天ぷら蕎麦って江戸時代からあるのですね。

昭和に初版の本らしいところも、数カ所。

一番引っかかったのは、変わり蕎麦の紹介でした。


紅切り(山形 満盛庵)

千両そば(東京中野 さらしな)

茶っきり(静岡 安田屋本店)


など、写真と店名があるのはまだましな方で、情報がほとんどない変わり蕎麦もちらほらありました。


山本風そばグラタン


これは令和時代の検索システムですらお手上げでした。

なにが山本風なのかさっぱらはわからず。


もうひとつ期待外れだったのが、名店紹介。


巻末にリストが記載されているのですが、超有名店のみ。

平成九年に改版されていたので、意外と情報が新しく懐かしさはありませんでした。

さらに、情報量が少ない。

山梨県で2軒はともかく、神奈川県も3軒。

 厚木 宮本庵

 秦野 石庄

 箱根 初花

横浜、川崎はありませんでした。

いずれも超有名店ですが、なんだかなあという印象。

川崎になくても鎌倉にはあったのでは無いかなあ。。


ちなみに山梨は

 旧長坂の翁

 甲府 奥村本店

でした。