去年の夏以降、色々ショックな事があって制作が止まってしまった時期がありました。なんとなく気分がはれず、毎日ストレス過多な状態でした。
そんな時にふと自分が子供の時に夜に一人でベッドで寝るのが寂しくてぬいぐるみをずらっと枕に並べて自分はベッドの端っこで寝ていたことを思い出し(親に真ん中で寝なさいと言われてたけど子供の時はぬいぐるみを本気で大事にしていた)、あと前に読んだ雑誌で晩年のレオナールフジタの部屋の写真でベッドの上にビスクドールがずらっと並べて寝かせてあるのも(当時もそうだったのか、今の展示で別の人のアイデアなのかは知らないけど)見てて(ああ、人形て寂しい時に寄り添ってくれるなあ)と思ったことを改めて思い出したりして、自然と抱き人形を作りたくなりました。
とりあえず作り方はYouTubeを参考にし、自分なりに抱き人形に求めるものとして
「触った時に柔らかい優しい手触りであること」
硬いものや感触に違和感を覚えないようにしました。髪飾り等もやめました。(ホントはボンネットは作ったけど似合わなくてやめた)
あとは
「部屋になじむよう人形も派手にしない」
距離がより近くにいられる存在はどんなかなと思って晴れよりケの感じを意識して明治あたりの両家の子女や書生さんの普段着、を想像して作りました。
ひいな展示まであと少し。また紹介ブログ書くかわからないので近況報告がてらざっくり書いてみました。
