ゆうくんはかなりシフトを削られてて
…というより
本人が!シフト希望を減らしてたらしいけど
会えるのは週2くらいになってて
その週2も運良く、月2回は同じ日に
シフトに入ってた。
前は週4.5回は会ってたのに
今や、シフトを眺めてため息ばかり…
私が何か作業してるときに出勤してきたら
ゆうくんは、私が気がつくまで
ずーっと待ってたりしてくれた。
私が振り返って、ゆうくんを確認すると
「おはよぉ」って、ニッコリして
着替えに行ってた。
この挨拶の時だけを楽しみに
アルバイトしてると言っても過言じゃなかった。
ゆうくんが出勤してくる時間になると
私はものすごい緊張してた。
まだかな
もう来るかな
と、ソワソワ。
まるで、中学生のように純粋な想い…
私は、全然待ってませんよ〜みたいに
振る舞うために、
わざと、作業したり、
隅の方を掃き掃除したりした。
だから、
ゆうくんはいつも私の背中に向けて
「おはよぉ」と声を掛けてくる…という
感じになってた。
その日も、カウンターの裏を拭き掃除してた。
時計見ては、
あと、5分くらいか
あと、3分くらいか
と、ドキドキしながら
同じところ、キュッキュッ鳴るまで
拭き掃除 (普段せーへんくせに)
うちの制服は、ミニスカートで
ちょっとでも屈むと
パン○見える感じやった。いやん♡
もうここまで書けばわかるのやけど
ね。
キュッキュッしてる私が
ゆうくん、まだかいな!!と、
立ち上がり、振り返ったら
ゆうくん…
こらこらこらこらこら
おもっきり、視線が私のお尻辺りやったのを
慌てすぎたのか、
自然にしようと焦ったのか、
オッサンやから、反応遅すぎたのか
ズラすのに時間かかりすぎて
顔が元に戻ってなくて
(今、絶対見てたよな)
「おはよぉ…」
「え、あ、うん、あ、おはよぉ…」
って、どこ見てんねんなっ
おはよう言うとき、いつも目を合わせて
ニッコリしてくれるのに
全く関係のない宇宙の方見て
そのまま更衣室向かってしまった。
私は、女子やないので
「減るもんやなし」タイプやから
別に、やだぁとかはないねんけど
ゆうくんて、ほんまに漫画やなっ
って、びっくりした!!
アクションが漫画すぎて、
なんか、ずーっと見てたいくらい
ツボ
けど、さっきのはかなり焦ったのやろう。
【顔が元に戻ってなくて】というのは、
好きな人やから許せるけど
これ、全然好きじゃなかったら、
かなり気持ち悪い話。
あ~、男の人って
いつまでたっても男の子やし
いつまでたってもスケベなんやなて、
実感したわ。
私はいたって冷静に分析してたんやけど
更衣室から出てきて、店内に来たゆうくん。
わざと
「ゆうくん、おはよう!」
って、声かけた←悪いやっちゃな
ゆうくん…
全っ然、目合わせへんしっ
あげく、
背中向けたまま、
猛ダッシュで逃げた
うわぁー
あんな感じなんやっ!
相当、恥ずかしかってんな〜
って、ちょっと反省。
ちょっとね。
しかし、
あのエロそうな顔は忘れられへん
私の思い出のアルバムに
しっかり仕舞わせてもらってます
↑ほんま最低やなっ