この馬の名前を聞くたび、
父のことを思い出します。
正確に記せば、
父との最初で最後の、
競馬観戦を、思い出します。
↑この衝撃を父にも味わって欲しく
初めてふたりで行きました。
父は馬場を見回しながら、
きれいになったな、30年ぶりだ…と、こぼしていました。
レースは見ての通り
スタンドの溢れんばかりの歓声と絶叫も聞こえる興奮は
若き日の私を壁によじ登らせ
すこしでも、ほんのすこしでも、
より強く、より広く、深く、
目に焼きつけてやろう！と刻みました。
顔を紅潮させていた父は、
枠連を当てていました。
誘った息子の興奮はピークに達していました。
駐車場の止め所悪く、帰り事故渋滞に巻き込まれ、
絶望的に不快な車内になったことは今では笑い話です。
それが、勝った馬の引退レースになってしまいました。
それから、父とふたりで競馬観戦をすることもなくなりました。
ついには、できなくなりました。
いまは、私が息子を無理やり誘う日々ですが、
いま、2021年現在、
あれだけ容易だった競馬場への来場すら、叶わなくなっています。
言わずもがな、
あの頃の熱情はもうありません。
取り戻すことはできるでしょうか？
父やクロフネの上った空に問います。
「最強ダート馬いる？」
競馬界、世界は、
「あの頃みたいにワクワクするくらい、興奮できる？」
天に問いかけます。
ご冥福をお祈り申し上げます。
ありがとう。初代マツクニローテ。
愛馬出走☆
「少頭数！ 勝てば、クラシック路線やろ！」
愛馬近況☆
企画馬券
気になりニュースw
たまにキャスター
「よい週末を～(^o^)/」