風邪がどうした。 | 若き親友への手紙

風邪がどうした。

一年中で、

いちばん寒い季節が

やってきている。

 

凍えるような

この季節のなかで

もっと寒い日々も

やってくるのかもしれない。

 

でも、こんな寒さのなかでも

僕らは風邪をひくわけにはいかない。

 

もしかしたら、

インフルエンザは

仕方ないのかもしれない。

 

いや、それでも、

風邪にも、インフルエンザにも

冒されるわけにはいかないのだ。

 

熱を出して、休んでしまったら、

いままで頑張ってきたその成果や、

そのリズムや、その頑張りも

一端中断してしまうことになる。

 

いや、少なくとも

風邪だから仕方ない、

インフルエンザだから仕方ない、

そんな態度だけは取りたくない。

 

僕らはそれぞれ、

それぞれのステージに日々立っている。

 

そのステージを

代わってくれるひとなどいないし。

 

そのステージを

誰にも

代わってもらうわけにはいかないのだ。

 

そんな気迫と決意と覚悟さえあれば、

決して風邪など引かないはずだ。

 

いや、たとえ風邪をひこうとも、

いやしくも風邪だから仕方ないというような

そんな態度は見たくない。

 

風邪をひいている時間があったら、

僕らにはしなければならないことがある。

 

などというそんな思いでいても、

不覚にも風邪をひいてしまうことは

もちろんある。

 

そして、

風邪をおして頑張っている

そんな君には

どうかお大事にと心からいいたい。

 

風邪をひいてしまったことに

誰よりも忸怩たる思いの君を

僕は頼もしいと思わずにはいられない。

 

まだまだ寒い日がつづく。

 

くれぐれも

風邪には気をつけて。

 

君の人生には、

君以外の代わりは

いないのだから。