幸せって。 | 若き親友への手紙

幸せって。

北に向かった
きょう。

東京では、
朝から雪がちらついていた。

朝いちばん、
九段下のホテルの近くで
打合せ。

この打合せが、
これからの僕のビジネスの
メインストリームのひとつになるかもしれないと
そんな目眩にも似た想いを抱きながら、
1時間の打合せを終えた。

そして、きょうは
仙台である大きなプレゼンテーション。

先週も、先々週も
仙台を訪問した。

そして、きょうの仙台では、
仙台でのこれからを左右する
とんでもなく大切なプレゼンテーションを。

北へ向かう東北新幹線は、
そんな僕の思いを乗せて雪の町を飛ぶように
走りすぎていった。

北へ行くほど雪景色は、
白さを増していったのに、
仙台に近づくと雪も消え、
仙台に到着するとむしろ東京より
あたたかいくらいだった。

そんなことより、
きょうは今年いちばんの感動に
出会った。

新幹線で隣の席に偶然座った方が
食べていた駅弁。

横目でちらっと見た瞬間、
僕の目はもう釘付けだった。

仙台での仕事を終え、
東京駅に戻ってきた僕は
東京駅を走り回ってこの駅弁を探した。

ようやく手に入れた
お代1000円の駅弁は、
今年になっていちばん僕を幸せにしてくれる
そんな存在感を放っていた。

内容はといえば、なんのことはない。

これで1000円かといえば、
いまどき呆れるほどだが、
いや、このお弁当、泣かされます。

この企画力。

この駅弁を手にしたひとを
幸せな気持ちにせずにはおかない
このお弁当。

僕らはもっともっと頑張らなければ。

そう、僕らが
ひとを幸せにすることはできないかも
しれないけれど、
つかの間幸せな気持ちにすることは
きっとできるはず。

そう決意させてくれる、
この駅弁。

ぜひ!



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いやいや、なんともかわいい、Suica弁当。