「監督の言葉にしない意図・行間を読む。」 | 若き親友への手紙

「監督の言葉にしない意図・行間を読む。」

君に紹介した
長友佑都選手の『日本男児』を
読んでくれたとのこと。

同じサッカー日本代表、長谷部誠選手の
『心を整える』も
あわせてぜひ読んでもらいたい。

明日また、
僕の抜き書きを添えて
詳しく紹介しよう。

ただそのなかで、
「監督の言葉にしない意図・行間を読む。」
という言葉だけは、
先に紹介しておきたいと思う。

僕の会社では、
指示しないこと、言われないことをやるという
ある意味無茶とも言われかねないルールがある。

お客様は、なにもいってはくださらない。

その無言のニーズ、ウォンツを
言われなくても汲み取ることができなければ
お客様にご満足いただくことはできない。

まして、同じ社内で互いの気持ちを
わかりあえないようでは、
お客様の気持ちなどわかるはずもない。

長谷部選手のいっている「監督」という言葉は、
君の会社の社長と置き換えることができる。

お陰様という言葉がある。

君は、君の会社の社長が
日々注いでくださっているお陰様に気づき、
社長の言葉にされない意図を読み解くことが欠かせない。

いや、僕が会社の経営者だから
こんなことをいっているわけではない。

僕は、会社に勤めているときも
自慢ではないが、
いつも上司や社長がなにを考えているのか
その意図を考えるように努めていた。

それは、大学の体育会バスケット部の4年間で培った
第二の天性かもしれない。

決して、媚びるのでも、へつらうのでもない。

会社はひとつのチームだ。

そのチームのなかで自分自身を活かすためにも、
会社というチームのなかで
監督である社長の言葉に出さない意図を見抜くことも
チームの一員として大切な使命のひとつに違いない。

君が君の会社でもっと輝くために、
そのことを肝に銘じてほしいのだ。

それは、なにより君自身のためだから。

それでは、
明日の手紙を楽しみに待っていてほしい。

いや、僕の言葉ではなく、
長谷部選手の言葉をだ。