活け花。日本オープンゴルフ選手権開催コース、鷹之台カンツリー倶楽部、名門の矜持その46。 | 若き親友への手紙

活け花。日本オープンゴルフ選手権開催コース、鷹之台カンツリー倶楽部、名門の矜持その46。

コース内のそこかしこに
季節季節の花が咲き乱れるのも
鷹之台カンツリー倶楽部
知られざる特徴のひとつかもしれない。

声高にそれを主張しないところにこそ、
そのひとの人間性が隠されているように、
鷹之台の“人となり”は、
こんなところにも隠されているのかもしれない。

壁に飾られた生け花が、
コース内に咲く花でアレンジされていたとは、
なんとも奥ゆかしい風流さではないだろうか。

グリーンやフェアウェイの芝といった、
コースそのものの管理にも
途方もない愛情と手間暇が注がれていることは
間違いないが、
さりげないコース内の花々にまで
限りない愛情が注がれているのだろう。

ディテールには神が宿るといわれるが、
鷹之台の隅々には、
まさにゴルフの神さまが宿っていると
思わざるを得ないくらい、
数々の神々しい光景が訪れるひとを迎える。

それは、
キャディマスターの方の
きめ細かな日々の教育とともに育てられた
鷹之台生粋のキャディの方々のホスピタリティや、
支配人をはじめとする管理職の方々の
高次元な統率から生まれる
各部署のスタッフの方々の持て成しの術にもにじみでる
高級なる精神の証しのひとつだ。

そっと活けられた花は、
そんな鷹之台の
気高い精神の象徴に違いない

そんな倶楽部の末席を汚す者として、
来場するたびに襟を正さずにはいられない。

もしかしたら、
メンバーのひとりとして
自らも鷹之台の借景のひとつになっているかも
しれないことを忘れないようにしなければ。

そんな思いも新たにさせてくださる
生け花の風雅に、
心洗われる週末だった。



$若き親友への手紙
コース内のコデマリが活けられている。フラワーアレンジメントの特技を持たれる
鷹之台の男性の社員の方が活けられた季節の作品だ。