「絶対にあきらめなかったから今の自分がいる」。 | 若き親友への手紙

「絶対にあきらめなかったから今の自分がいる」。

ひとはどんな言葉で励ましたら、
いちばん励ますことができるかと
聞かれることがある。

君にもいつもいっているように
なんといって励ますかよりも、
誰が励ますかのほうが大切だ。

そして、君を励ますときも、
まったく同じかもしれない。

僕がいくら、君を励ましたいと頭を絞ったところで、
君がレスペクトする誰かがひとこと、
「馬鹿野郎!」と怒鳴るほうが
よっぽど君はやる気になってくれるに違いない。

そんな意味で、
きょう、君にぜひ読んでもらいたい
新しい本が僕の手元に届いた。

サッカーの日本代表、
イタリアのインテルでサイドバックを務める
ご存じ長友佑都選手の
『日本男児』がその一冊だ。

さっそく僕はもう読んでしまったが、
この本の帯にこんな台詞が書かれている。

「絶対にあきらめなかったから今の自分がいる」。

$若き親友への手紙

長友選手は、
決して順風満帆なサッカー人生を
送ってきたわけではない。

椎間板ヘルニアという、
スポーツ選手にとっては致命的な病魔とも
闘ってきた。

その彼のこのひとことを
いまの君に贈りたい。

僕が同じことをいっても、
決して君を励ますことはできないだろう。

でも、長友選手からこう言われて、
やる気にならない人間だとしたら、
もうやめたほうがいい。

明日は、
長友選手がこの本で綴った言葉の数々を
紹介しよう。

でも、きょうはこのひと言で十分だ。

「絶対にあきらめなかったから今の自分がいる」。