昨日の日曜、第59回「新春」東京喜多(北)マラソン（フルマラソン）に参加してきました。
この大会、私はフルの部で通算4回目の出場でした。すっかり私も常連さんですね。
応援なんてほぼ皆無の河川敷を2周回するコース、必要最低限のエイド、そして吹き荒れる強風・・過酷な条件が揃っているので、ぶっちゃけて言うと、好き好んで出ているレースではないんですが（笑）、でも、この時期は他に出たいと思うレースがないし、それにブロ友の皆さんが多数参加されているということで、結局今年も参加してきた、そんな感じですね。
さて、今回は珍しくスタート前のラジオ体操が行われず、例年よりもさらにまったりとした雰囲気の中でレースがスタート。
ご存じの通り、この日は今年一番と言われる大寒波が襲ってきたことで、スタート前の気温は2～3℃くらいだったでしょうか？かなりの冷え込みでした。
ただ、脂肪をタップリ身にまとっているので（笑）、寒いのも強風も比較的得意な私、レース前は例えるなら、「風よ吹け～ 少しも寒くないわ♪」（byアナ雪のエルサ）ってな心境でした。
で、この日の目標は、あまりちゃんと決めてませんでしたが、平均5分35秒くらいのイーブンペースで走って3時間55分くらいを出せたら、といった感じでした。
スタートから下流へ向かう序盤は、追風の中をキロ5分20秒くらいのペースで気持ちよく走ります。その後折り返して向かい風に入るも、それほど風のキツさは感じず、5分30秒くらいのペースで順調にラップを刻んでいました。
ところが・・そのまま上流へ向かい約17ｋｍ地点にある2つ目の折り返し地点で、予期せぬアクシデントが起こりました。
私は前方を走る数名のランナーについていき、堤防の上のコーンを折り返した後、ジグザグに河川敷へ下りて行き、河川敷へ下りたところで、さらに上流へ向かって走ったのですが・・暫く走って私の目の前に現れたのは、なんと別大会「赤羽ハーフマラソン」の大会会場。
そう、あるはずの折り返し地点が見当たらず、折り返し地点を通り過ぎて別のマラソン大会会場に足を踏み入れてしまったのです。
周囲には私と同じ境遇のランナーさんが数名いたため、皆さんとあれこれ話合いながら、これは明らかにコースアウトしてしまったのだろうと悟り、慌てて来た道を戻ることにしました。その後もフルのランナーが続々とこちらに向かってくるので「この先には折り返しないですよ！」とできる限り声をかけながら道を引き返しました。
さて、この状況を下の図のガーミンコネクトのデータで解説しますと・・
赤が私が実際に走ったコースです。右側の下流から走って来て、ジグザグに河川敷へ向けて下りたところで、本来は青の矢印に従いUターンしなければいけなかったのですが、私が通った時はそこに係員の方もいなければ、折り返しの目印になるようなものが何もなかったため、そのまま上流へ進んでしまったのですね。
こうして少なからずタイムロスしてしまった私ですが、意外と気持ちが切れることも無く、そのまま淡々と走り続けました。
そして、1周回目が終わったハーフのタイムが2時間3分台ということで、憧れのネガティブスプリットを刻んでサブ4達成！これを新たな目標としました。
ですが・・約28ｋｍ地点で3回目の折り返しをし、再び向かい風に突入したところで突如脚が動かなくなりました。2周回目の向かい風はより強烈になっており、向かい風で急激に体感温度が下がり脚が硬直してしまったのもありますが、実際にはあまりの強風にポッキリと心を折られてしまったのが原因ではないかと。
必死に脚を前に出そうとしますがなかなか脚が言うことを聞いてくれず、ここからはキロ5分40秒から6分、さらに6分超えとどんどんペースは落ちていくばかり。
本当に苦しいところでしたが、ちょうどゴールに向けてすれ違うブロ友の皆さんも同じように苦悶の表情を浮かべながら頑張っているのをみて、何とか最後まで走り切ろうと自分を奮い立たせます。
おかげさまで結局最後まで歩かずに走り切ることができ、ヘロヘロになりながらもどうにかこうにかゴール。
タイムは4時間7分台。憧れのネガティブスプリットにあと一歩届かず。。
結局、私のガーミン計測での走行距離が43.6ｋｍだったので、途中の折り返し地点を通り過ぎてしまった際に1ｋｍ以上コースアウトしてしまったようです。
私、トレイルランの大会でコースアウトした経験は何度かありますが、フルマラソンでは今回が初めてです。なので今回はある意味貴重な体験ができたとポジティブに捉えることにしますが（笑）、できればこんな体験はもうしたくないものですね。。
まあでも、先月のフルで崩れて少々ガックリしてましたけど、今回はこのような過酷な条件下でもしっかり走り切れたことで、少し自信を取り戻せた気もしています。
順位もおそらく、真ん中より上でしょうし（笑）
さて、次のレースはいよいよ3月上旬に控えた、大江戸ナイトラン113k。
それまでに長い距離を走って脚作りもしなきゃいけないし、コースマップの復習やウェアの選定などやることが盛りだくさんですので、今日から気持ちを切り替えて、しっかりと準備していきたいと思います。