高い参加費には、それなりの理由がある | 目指せナイスミドル!

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※この記事は更新前の旧バージョンです。
 2019年版の更新記事はこちら↓
 
以前、古河はなももマラソンのPR記事を書いた際、何人かの方から「古河はなももは、参加費が・・」との意見をいただいたので、実際に古河はなももマラソンの参加費(7,100円)は高い部類に入るのか、そもそもなぜ参加費が高いのか、私なりに調べてみました。
 
 
まずは、こちら↓
関東地方で開催される主要なフルマラソン大会の参加費一覧です。
 
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今回対象とした17の大会の平均参加費は、7,211円でした。
上位4大会の参加費が突出して高いですね。。
特に、敢えて名前は出しませんが、某都道府県はちょっと・・(笑)
 
 
ですが、ここで私が対象としているのは、比較的メジャーな大会で、実際にはこのほかにも多くのフルマラソン大会が開催されています。
正確に数えてはいませんが、私の大好きな”ぐるぐるマラソン”も含めれば、関東地方だけで年間に40~50回程度はフルマラソンが開催されているのではないでしょうか。
 
そして、このようなぐるぐるマラソン大会は、上記に挙げた大会と比べ参加費がやや安めですので、その点を考慮してまとめると、「フルマラソン大会の参加費は、5,000~6,000円が平均的」と言えるのだと思います。
 
 
 
で、ここからが本題です。
 
 
 
ではなぜ、参加費の高い大会と安い大会が出てくるのか?
参加費が高い大会は、単に”主催者のエゴ”というわけではなく、それなりの理由があるはず。
 
いろいろ探したところ、以前雑誌のランナーズで、「マラソン大会の一般的な収支一覧」を掲載したデータがあったので、そのデータを使って、私なりにざっくりと一般的なマラソン大会の収支をまとめてみました。
 
 
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※なお、東京マラソンなどのメジャー大会では、詳細な収支報告を公表していますが、メジャー大会は広告費が大きすぎて参考にならないと思い、それは敢えて除外しました。
 
 
で、上のデータを基に、”こんな大会は参加費が高くなる”という要因・傾向を私なりにまとめてみました。(あくまでも個人的な私見ですので、くれぐれもご参考程度に。。)
 
 
1.高度な計測システムを導入している大会
案外、大会参加費に大きく影響してくると思われるのがこれです。
計測チップの導入はどの大会でもほぼ標準になりつつありますが、計測チップを応用して、ランナーズアップデートを導入したり、あるいはさらに応援ナビのような高度なシステムを導入すると、システム費がかさむ分、大会参加費も値上げされることになると思います。
 
2.主要道路を封鎖せざるを得ない大会
道路を使う(封鎖する)こと自体にお金はかからないようですが、大規模大会などで主要道路を封鎖すると、交通整備等に要するガードマンの費用がかなり大きくなります。
以前、京都マラソンで2億円以上の赤字を出したことが話題になりましたが、このガードマン費用が想定以上に膨らんだことが主要因と言われていますね。
 
3.参加賞にこだわりすぎている大会
Tシャツやメダル、豪華な記録証、個性的なリュックサック(笑)、などなど、参加賞や記録証にお金をかければその分参加費を上げざるを得ないことは、皆さん簡単に想像はつくでしょう。
 
 
というわけで、古河はなももマラソンの参加費について考察すると・・
参加費7,100円はやや高めだと言えますが、応援ナビの導入、Tシャツ&メダルという2つの参加賞、この辺りの要因を考えれば妥当な費用なのかな、とも思えます。
 
 
 
ちなみに・・
最も参加費の安いフルマラソン大会って、どれ??
 
いろいろ調べてみましたが、ここ数年関東圏内で行われたものに限定すれば、多分これが最安ではないかと↓
 
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そう、私が昨年末、ピーターパン姿で参加した、日本三大仮装マラソン大会(笑)とも言われる「年の瀬マラソン」。この大会、フルマラソンの参加費がたったの2,500円なのです。
で、安いから運営がいい加減かというと、全くそんなことはなく、ちゃんと計測チップもあって、エイドも充実しており、スタッフの方も凄く丁寧で親切。参加費が安くても不満はなく、本当にとても良い大会でした。
 
 
もし、「フルマラソンでこれより安い大会あるよ~」
ということでしたら、是非情報提供お待ちしております。