2020.11.30(月)

紅葉で名高い新座市野火止にある「平林寺」へ友と4人で出かけました。
     
新座市というと遠いと思っていましたが、武蔵野線を使うとも最寄駅から1時間とわかり、

コロナの感染を考えても、ずっと気が楽になりました。

平林寺の創建は南北朝時代で、現いわつき区にありましたが、
寛永3年に松平伊豆守信綱の遺命により現在の野火止に移転されたそうで    す。
妙心寺派の関東の専門道場もある武蔵野の禅刹ということは後で知りましたが、
紅葉の名所としては以前から聞いていました。

総門から入ると月曜なのに大勢の人。築350余年の山門も人の頭をよけては写せません。
            

しかし山門をくぐると広いお庭に出て、360度紅葉・もみじの光景にうっとりします。
あの大勢の人はどこ?と思うくらい樹木が多く、広いのです。
  
 
頭上も真っ赤です。
放生池には鯉が群れておりました 

境内には散策路の順路があり、歓声を上げながら(マスクは付けたまま)
紅葉の下を歩きました。

本堂奥に広がる大河内松平家廟所は170基もの墓石がつらなり、壮観でした。
     

武蔵野の面影を忍ばせる雑木林の遊歩道をゆるく下り、ベンチで休憩をとりながら。
歴代の墓所を通り、見晴らしの良い丘へ。方角が定かではないのですが遠く見渡せます。

ゆるい傾斜があるところは下に生えている紅葉が地面近くまで真っ赤です。
     

空の開けたところは野火止塚。野火止用水は多摩川上水から分水し、
野火止台地の開拓者の大切な飲料水になっていたそうです。
     

紅葉をアップしてみました。
 

平林寺の雑木林は東京ドーム9個分の広さがあり、
国の天然記念物に指定されていると知りました。

その林から差し込む光と影が美しいです。


ぐるっとゆっくり回って本堂近くに戻ってきました。
下の方で2本に分かれている高野槇が力強く聳えていました。
     

案内には所要時間45分から90分とありましたが、
何と2時間以上も紅葉狩りをしていたのです。

武蔵野の芽吹きの頃、新緑の頃もどんなにか素敵でしょう。また来たいと思いました。

近くで手捏ねうどんを頂いた後、平林寺のお向かいにある「睡足軒の森」に寄りました。

ここは昭和の電力王といわれた松永安左エ門の別邸跡の雑木林を主とした庭園です。
茅葺屋根の古民家がとてもきれいに保存されており、黒光りする板の間が魅力的。
 
 
 飛び石が連なっていてイイナ!  木や竹の小さ垣も素敵!

 お天気が良く、陽を透した紅葉を沢山見て、武蔵野の原風景を楽しみ、
                                大大大満足のかけ子でした。