いよいよ大冒険の始まる朝を迎えました今朝5時後1時間半後に国際列車K3はモスクワに向けて出発します。

 

国際列車にはモスクワまで直行するK2 列車とモンゴル・ウランバートルまで行くK23という 列車があります。今回はK 3で一路モスクワを目指します。

 

国際列車の魅力は、日本にはないなんといっても車窓からの光景です。普段はゆっくりとしか変わらない景色が、国境を越えたとたん、がらりと変化する様は日本では体験できないと思います。

 

また、様々な国籍の乗客が、同じ車両に乗っていることも、国際列車のムードを盛り上げる要素のひとつです。

 

 

国際列車の料金や日程は?

K2列車は北京~烏蘭巴托[ウランバートル]~莫斯科[モスクワ]迄走行距離7865Km所要時間126日(5日間)というとてつもない距離の列車の旅になります。列車のチケットは事前日本で予約して手にいれていたのでまずは安心ですが

 

今回の国際列車乗車券の入手方法にはかなり苦労しましたので、苦労話をお伝えします。まず手配は勿論ネットで今回はarachaina.comという所で申込をして手にいれましたが、中国ならでのやりかたは勉強しました。

 

チケット実名制度とは列車のチケットを購入、乗車の際に乗客の名前と身分を登録し、審査する制度です。同日同車で1つの身分証明書で一枚のチケットしか購入できません。

 

今回もネットで予約して「支払い完了通知」が届いた物「車の発券番号E/EA+数字」とパスポートと一緒に駅の販売所に出して乗車券を受け取ります。日本では勿論ないシステムでした。

 

[その他チケット購入情報]

「代理售票処」という切符売り場も駅の外にたくさんあります。そのため駅に行かずにチケットが購入でき便利です。 手数料は一枚につき5元です。

 

しかし代理售票処は駅のように24時間営業ではありません。代理售票処の営業時間はそれぞれ違いますが、多くは8:00-17:00です。おそらく9:30 -14:00の間に切符を買いに行けば間違いないでしょう。日本で言う「金券ショップ」ですね!!

 

K3でモスクワへ行く場合は中国・モンゴル・ロシアがビザが必要です。ビザを申請される際は出入国の日付とパスポートの有効期限および有効期限までの残りの日数にも注意してください。

 

 

K3ならば二連駅の時刻表をご確認ください。

 

日本のパスポートを有する場合、滞在期間が30日以内であれば中国とモンゴルのビザは必要ありません。ただしロシアに関してはビザ申請が必要です。更にバウチャーが必要です。

 

観光ビザを取得する場合は、ロシア側の旅行会社が発行する旅行確認書(=ビザサポート。コピー可)と、ロシアの旅行会社が発行するバウチャーのコピーか、もしくは、日本の旅行会社のバウチャー原本とコピーが必要となります。

 

ビザサポートはロシア外務省に登録されている会社が発行するものです。バウチャーの発行には最低限ロシアでの宿泊施設の予約が必要です。 

 

K3にはエアコンがありません。

窓を開け、温度を調節しなくてはならなかったのでああとにかくまだ5月でよかったです夏ならきっと車内でスルメになっていたでしょう。

 

トイレとシャワー

高級軟臥(高包)の個室にはシャワーおよびトイレが完備されています。軟臥および硬臥の個室では共同トイレです。シャワーはありませんが洗面台は設置されています。トイレが一番の問題です。全て線路への垂れ流しです。トイレットペーパは共同トイレはついていまぜん。

 

料金は

高包6,021元(日本円で約9.9万円)、軟臥5,501元(日本円で約9万円)、硬臥(包)3,737元(日本円で約6.2万円)シーズンによって変動はあるそうです。

 

運行予定は

K3次 [水曜]北京7:47発→同日二連20:37/24:00→[木曜]ウランバートル13:20/13:50→翌週[月曜]モスクワ14:28着と5日の旅になります。

 

時刻は朝7時47分駅中に響きわたる爆音のような出発の合図がしたかと思うと、地震のような揺れで車両が動き出しました。いよいよこれから壮大な旅に列車は動き出しました。

 

列車は1500km先のモンゴルのウランバードルをまず目指します。