1年前から、毎月給料日にやり始めたことがある。
それは、その月にお誕生日を迎える社員さんたちへのお手紙を書くこと。
決して達筆ではないが、筆ペンを使って、心を込めて書かせてもらっている。
尊敬する社長さんたちは、みんなすでにこれと似たような取り組みをしているし、誕生日の人に限らず、全員に筆文字のメッセージを書いている社長さんもいる。
ボクの場合は、お祝いの言葉に、相手のいいところを見つけて感謝の言葉を添えている。
それだけではあっさりしているので、自分がいいなと思った短い文章を、相手の顔を思い浮かべながらメッセージとして書き添えている。
ただこの習慣も、始めるまでには葛藤があった。
「こんなことして、うちの社員さんたちは喜んでくれるだろうか?」
「メッセージを入れて、大きなお世話だと思われないだろうか?」
そんな疑心暗鬼を持ちながら、最終的には「ビリビリに破られても、ボクは誠意を込めて手紙を書く」と覚悟を決めてスタートした。
「何をそんなに大袈裟な」と思うだろうけど、それだけ当時はチキンハートだったのだ。
毎月、手紙を書くときには、なるべく雑念が入らないように集中して部屋にこもる。
本棚やメルマガ、あるいは講演会で書いたノートを見ながら、「今の○○さんに届けたい」言葉を探す時は、頭に汗をかくけど楽しい時間だ。
そして今日、千葉の社員さんたちに給与明細を持っていったのだが、その中の一人が手紙を見てボクにお礼を言ってくれたのだ。
「専務、ありがとうございます」
声をかけてくれたドライバーさんは、どちらかというとストイックなところがあったので、ボクもどんな反応をしてくれるのか正直不安だった。
それだけに、にっこり笑ってお礼を言ってくれたことが、何よりも嬉しい!!
過去にも、電話や直接会ってお礼を言ってくれた社員さんもいる。
言葉の下には必ず、その言葉を発した人の名前を入れているので、それを見て興味を持って本を買って読んでくれた人もいる。
もちろん、大多数は特に反応が返ってくるわけではないが、それはそれでいいと思っている。
相手に不快感を与えているつもりはないし、相手がどう思ってもボクは「あなたに感謝しています」という気持ちを、一年に一度くらいは伝えたいから。
たかが手紙一枚だけど、相手に思いを伝えることに理屈は関係ないからね!!