「あこがれ先生プロジェクトinいばらき」としての第一弾企画、腰塚勇人先生の命の授業講演会は、多くの方々に支えられて、本当に素晴らしい一日になった。
終わった後の来場者や当日スタッフ、そして腰塚先生の晴れ晴れした笑顔を見ていたら、それだけで涙が出そうになるくらいに嬉しかった!!
腰塚先生とは先日お会いしたばかりで、実際に講演を聴くのは初めて。
著書を2冊とも読んではいるが、やはり活字のメッセージだけでなく、本人がリアルに語るストーリーやメッセージの迫力は半端じゃない熱を感じる。
もちろん、首の骨を折って生死の境をさまよってからの復活も素晴らしいが、先生を支えてきた人たちへの感謝のメッセージが、深く胸にしみわっ立った。
特にボクが好きなエピソードが、腰塚先生が入院していたころの学年主任の先生と教頭先生の話だ。
「一生寝たきりか、よくて車いす」
そう宣告されて、「もう学校には戻れないかも」と絶望していた時に、当時の学年主任の先生と教頭先生が、新しいクラスの名簿を持ってくる。
当時2年生の担任だった腰塚先生に、持ち上がって3年生の学級担任をしなさいという辞令だ。
「卒業式に一人一人の名前を呼んであげるのが、教師としてのあなたの使命だ」
その日から、腰塚先生はベッドの上で、毎日クラスの一人一人の暗誦する練習を始めた。
そして4か月後、先生は元の学校に戻り、その子たちを卒業させることができたのだ。
スピリチュアルなことは詳しくないので分からないが、先生方が「担任を持て」という使命感を持たせたことが、腰塚先生の回復へのモチベーションになったことは間違いない。
教師仲間の力、そして教師という志事への使命感は、想像を絶するパワーがある。
だから教師は「聖職」と呼ばれているんだろうね。
サインを求められる人にも、一人一人に真心を込めて書いていただき、実行委員に対しても常に感謝と気配りを欠かせない。
また一人、ボクが憧れる在り方を示してくれる人に出会えて、本当にありがたい!!