小学校の時は、基本的に担任の先生が授業を行うので、申し訳ない言い方だが、相性の悪い先生にあたってしまうと子供には逃げ場がない。

ただ中学生の場合は、担任の先生と相性が合わなくても、部活の顧問の先生や、他の科目を教えてくれる先生等々、必ず相性のいい先生がいるはずだ。


昨年までの担任の先生方、部活の顧問の先生、あるいは学年で関わってくださった先生方と、たくさんお話をさせていただいたが、みなさん息子たちの細かなところまでよく気づいてくれている。

親としてとても嬉しいが、そのプロの目線には驚かされた。


「未経験者だし、体型の割に気が弱そうだし、『最後まで続くかな』と心配したけど、ほんとうにたくましい根性で頑張ってくれました。

試合に出れなくても、一番一生懸命に応援してましたからね」(サッカー部の顧問の先生)


「泰久と相性の悪い友達はいなかったんじゃないかな?

全然タイプの違う連中同志でも、彼は自然体で仲良くしていましたよ」(泰久の学年主任の先生)


「○○くん(情緒障害のある子)が友達と自然体で打ち解けていたのは、泰久くんが彼のありのままを受け止めてくれたおかげです。

昌弘くんの折り紙の繊細さも素晴らしかった!! あの才能を伸ばしてほしいです(^-^)」(美術部の先生)


「この一年で、ほんとうにたくましく成長しました。

最近は積極的に話しかけてくれるので、それが嬉しいんです」(昌弘の担任の先生)


「とにかく面倒見がいい子でしたし、ボクも何度も助けてもらいました。

自分の軸を持っていて、まわりの雰囲気には流されない強さがありましたね」(泰久の担任の先生)


「お兄ちゃんと弟、最初は全然タイプの違う子だと思っていましたが、思いやりがあるところとか、自分の信念を曲げないところとか、内面はそっくりですね」(昌弘の学年主任の先生)


すべては我が師 -ぼくの好きな先生-

ここでは紹介しきれないが、先生方の観察眼は本当に鋭い。

それよりも驚くのは、全校生徒約300人の顔と名前を一致させ、ボクに限らず他のお父さんお母さんとの会話でも、すぐにお子さんのいいところが出てくるのだ!!


しかも半分近くの先生が、ボクより年下の若い先生たち。

こんなに素敵な先生方の集団に出会えて、ぼくら家族は幸せだ。


それでも細かいところにあげ足をとって、つっついてくる保護者や地域の大人もいるのは残念の極み!!

先生方がもっと輝けるように、おせっかいだとしても、もっと応援したいと思う!!

それが、この国の未来を明るくすることに繋がるから