我々の世代は、子どもの頃に家にテレビがなかったから、娯楽の中心はラジオだった。

「赤胴鈴之助」を聞いて、自分なりの赤胴鈴之助像をイメージして、自分の心のスクリーンに映し出して楽しんだものだった。

テレビやPCからの情報では、想像力を高めることは難しい。


高野 登


久々に高野登さんのお話を聴く機会に恵まれた。

しかもボクが大好きな、スターリィマンのはせがわファミリーとのコラボ企画

このお二人をつなげたのは大久保寛司さんだが、一緒にパブリックスピーカーになるのを見たのは初めてかもしれない。


いさお先生の描いた絵の中に、「日本の原風景」というのがある。

春夏秋冬の4枚の絵なのだが、これだけでも想像力がかきたてられるし、よしみさんのお話、ゆきちゃんの朗読が入ると、懐かしい感情が広がっていくのだ。


冒頭の高野さんの話を聞いていて、ドキッとした。

また高野さんは、想像力だけでなく、「考える力」もむしばまれていると教えてくれる。


例えば、どこかで食事をするときも、お店を調べるのは「ぐるなび」や「食べログ」を見て調べる。

どんなメニューがあるか、行った人の評価はどうか

すべて知りたい情報が載っているから、それに沿って行動することが多くなったような気がする。


アメリカでは今、Facebookユーザーの6割以上が、Facebookに疲れているらしい。

常にFacebookの繋がりを意識していないと、不安で仕方がなくなってしまうからだ!!


いや、この話はけっこう笑えない

ボクも一時期はそんな時期があったし、今でも仲間とのやりとりの中心がFacebookだ

一日アクセスしないと、あっという間に話が進んでしまっていることがある。


高野さんは今、Facebookへの投稿を週に2回と決めて、あえて「情報断食」をしているらしい。

さすがに携帯電話を持たないと、ボクの場合社員さんとお客様に迷惑をかけてしまうが、何かしらの情報遮断をすることは可能なはず。


よし、まずは直観力を磨くために、食べログ、ぐるなび、ラーメンデータベースの活用をやめよう!!
それからFacebookでの投稿も、個人的な投稿は週2回に制限しよう!!
情報は使うもの、使われるようにならないためには、自己防衛しないとね!!