一に曰く、和を以って貴しとなし、忤うこと無きを宗とせよ。
人みな党あり、また達れるもの少なし。
ここをもって、あるいは君父に順わず、また隣里に違う。
しかれども、上和ぎ下睦びて、事を論うに諧うときは、すなわち事理おのずから通ず。何事か成らざらん。
聖徳太子
実は先週明けから、風邪気味の状態が続いていたので、水曜日に行きつけのお医者さんに行ってきた。
待合室に置いてあった雑誌に法隆寺の特集があったので、じっくりと読んでしまった。
冒頭の文章は、十七条憲法の第一条
「和を以て貴しとなし」だけは、なんとなく聞き覚えがあったけど、全文を書き写すと意外と長い。
現代語訳が色々なサイトに載っていたので、ボクなりに解釈してみた。
一番目、人との調和を大切にして、いさかいをしないようにしなさい。
人はそれぞれに仲間をつくるけど、すべて悟った人の集団は少ない。
だから君主の言うことを聞かない人もいれば、隣人と仲違いしてしまう人もいる。
しかし上の者も、下の者も、調和と親睦の気持ちで話し合いをすれば、おのずからの道理で気持ちが自然と通い合い、何事もうまくいくはずだ。
ところが、法隆寺の管主さんは、次の第二条が実は重要なのだという。
二に曰く、篤く三宝を敬へ。三宝とは、仏と法と僧なり
簡単に言えば、仏とはブッダのこと、法とはその教え(仏教)のこと、僧とはお坊さん、修行者のことだと解釈されているけれど、管主さんは現代社会に通じる教えだという。
仏とは、自分が敬う人
法とは正しい教え、倫理観
僧とは大切にしたい仲間
つまり「人を敬い、正しい倫理観と仲間をもって生きれば、人は幸せになれる」ということらしい。
また三宝は、三つ揃って、初めて意味を成すということも書かれていた。
尊敬する人がいても、自分を律する倫理観も、支え合う仲間もいなければ、幸せにはなれないらしい。
ついつい読みふけってしまって、待ち時間があっという間に感じてしまった。
うーん、また行きたい場所が増えちゃったぞ。
待ってろよ、法隆寺!!