いばらきドリームプランプレゼンテーション2011のとき、ボクは進行チームのリーダーとして、会場のディレクター的な役割をいただきました。

不慣れな点も多く、段取り不足もあって、かなりご迷惑をかけてしまいましたが、個人的にはやっていて楽しかったし、充実した一日でした。

ただ今年は、もう若い子たちにお願いして、自分は陰にまわろうと思っていたのです。


先生 その893


運営チームリーダーのかっちゃんから、「進行チームリーダーをサポートする立場で関わってほしい」というお願いを受けたのは、本番約1カ月前。

「誰か運営リーダーを引き継ぐ希望者はいますか?」と聞いてくれましたが、ボクは「かっちゃんがこの人にやってほしいって言うのなら、誰でもOKだよ」と快諾

今にして思えば、ここからボクの修行が始まったのです。


指名されたのはみやむーという、今年から勉強会や支援会に関わってくれた新しいスタッフ

あまり喋ったことはないけれど、正直困ったことになったなぁと、悩みました。


口癖は「ダメっすよ」「最悪ですよ」「何言ってるんですか!!」


「無理っす」「出来ないっす」「オレ自信ないっす」と、「できない理由」を語るのが上手!!


いや、悪い子じゃないんですけどね、簡単に言うと彼は「素直」なんです。

素直すぎて、ノンフローな感情や言葉を抑えることができないんですね(笑)

ただ、当日の運営の要として動く場合、他のスタッフたちに与える影響力は絶大です。


「どうしたら、この子を一人前にできるだろう?」


ボクの指導方法では、彼を腐らせる可能性もあるので、仲間を巻き込むことにしました。

進行チームのメンバーはもちろん、司会の大将、はなちゃん、他のセクションリーダー、そして実行委員長のこーちゃん、鬼澤さんまで!!

本当にみんな、みやむーに対して親身になってくれました。


すべては我が師 -ぼくの好きな先生-

ボクの作戦は、ただひたすらに弱気な彼を笑い飛ばして、挑発すること。

もうひとつの彼の特徴に、「言われたことは、何が何でもやる」という根性とプライドがあったのです。

その結果、表情は若干しぶりながらも「やります!!」と言いきってくれました。


一生懸命になりすぎて、職場で居眠りをしてしまったり、準備が上手く進められなくて逃げそうになったり、彼もこの二週間は、何かとチャンスの連続だったようです。

でも、最後まで責任を果たしてくれたことは、本当にありがたかったし、嬉しかったですね。


ドリプラには「人が劇的に進化する」という効果があります。

プレゼンターだけでなく、実行委員の子たちの進化を見ていると、「人ってすごいな」と改めて感じます。

ボクも今回のみやむーとの関わりで、少しだけ成長できたかな?

彼が来年、はつらつと陣頭指揮を執るリーダーになっていたら、さらに嬉しいですね(^-^)d