夢実践会第7期の卒業プレゼンには、第6期の仲間がプレゼンターとして、自分の夢のプレゼンテーションを発表してくれました。

一人は、川口隊長

そしてもう一人は、第6期の時に、同じチームでボクの支援をしてくれたかなえちゃんです。


先生 その843


川口さんのプレゼン作りは、相当難航したようです。

何しろ、前日ギリギリに作ることができたとか!?

その理由は、彼の幼少期からの体験にさかのぼります。


いつも人と比べられてきたことで、「人に認められたい」という意識が人一倍強く、人に頼るのが苦手だったという川口さん。

実際にそのクセが抜けず、チームの中でも自己開示がなかなかできなかったようです。

というよりも、プレゼンそのものが、自己開示の場面でした。


この気持ちは、ボクもよくわかります。

常に人と比べながら生きてきて、他人ができることを、自分が同じようにできないと、自分がダメなヤツだと錯覚して、苦手な自分を隠そうとしてしまう。

でも、自己開示が出来た川口さんは、今までよりも晴れ晴れとしていたように感じます。


かなえちゃんのプレゼンは、本当にヤバかったです。

もう立って話をしているだけで、自然に涙があふれてきました。


彼女の本職は、薬剤師さん。

同じグループ内で、プレゼンターを決めるために、自分の夢をシェアしてくれた時も、薬剤師さんとしての視点での話だったのですが、正直本音で語っている感じは受けませんでした。


その後、第6期の仲間との卒業旅行の時に、篭池さんや仲間たちに、本当は歌うことが大好きだったという話をしてくれたのだそうです。

それがきっかけで、彼女は仲間たちと「ゆめかなえバンド 」という、ジャズバンドを結成しました。


歌をあきらめて、薬剤師になった理由も、両親が叶えられなかった夢だったのがきっかけ。

常に「いい子」でいようと努めて、大好きだった歌を封印した時期もあったようです。

最後には、アカペラでミニー・リパートンの「Lovin' You」を歌ってくれたのですが、これがまたグッとくる歌声で、ボクの涙にダメ押しをしてくれました。


彼女のプレゼンを聴きながら、ボクは一年前の己を反省しました。

相互支援をするためのワークだったのに、ボクは同じチームだった彼女のことを、何一つわかっちゃいなかったからです。

自分のプレゼンを応援してもらいながら、仲間の応援ができていなかったんですね。


でも、彼女がもし、夢実践会第6期までで満足していたとしたら、このプレゼンのチャンスもなかっただろうし、自分と向き合うチャンスもなかったでしょう。

すべては為るべくして為っていたのだと思います。


すべては我が師 -ぼくの好きな先生-
(これは第6期の時の写真です)


ご縁とチャンスを大事にしてきたかなえちゃんの姿に、ボクは大きな勇気をいただきました。

ご恩返しのつもりが、また彼女にもらってしまったので、これからずっと応援していくことを決めます。

そして、年内には「チームいなばっち」で、一年ぶりの卒業旅行に行っちゃいます!!


まってろよ、すーさん

追いかけて、福岡!!