昨年あたりから、ボクの中でコストに対する意識が変わりはじめました。

判断基準は、従業員さんにとって「喜んで働ける環境につながるかどうか?」

「甘やかし」と「やりがい」の線引きが、自分の中で明確になってきているように感じます。

その効果もあってなのか、自発的に「もっと善くしよう」という動きが、目立ってきました。


先生 その787


先日、新人ドライバーのKさんから、「ワックスを購入したい」という相談を受けました。

彼は運送会社に勤めた経験があるのですが、その時にも、自費でワックスを購入して、定期的にトラックを磨いていたようです。


今までのボクだったら、「石鹸とブラシで洗車するだけで十分なんじゃないの?」という妥協がありましたが、自らの提案を断る理由はありません。

まずは自分が使っているトラックを綺麗にしてくれて、そこからまわりの仲間が気づいてくれたら、車を大切にする意識が高まるでしょう。


そしてもし、今まで以上に綺麗な車で配送したら、お客様への印象は善くなります。

早速、ゴーサインを出したところ、Kさんはとても喜んでくれました。


また先日は、新しく始まった荷主さんのシゴトについて、相談を受けました。

ネット販売のベットの納品なのですが、3件に1件程度の割合で、代金引換サービスを依頼されます。

これは僕らの会社でも、初めての取組なのですが、この場合に必要なのが、お釣りの準備。

例えば、17,850円の商品であれば、20,000円のお預かりに対して、2,150円を用意していたのです。


ところが、お客様の支払いが、17,850円の商品に対して20,850円をあずかり、3,000円丁度のお釣りを求められるケースが出てきます。

ドライバーさんは、自分のお財布から、仮払いで1,000円札を出さなければなりません。


よく考えたら、簡単に想定できることなのですが、僕らの気づきが足りなかったんですね。

そこで、集金用のバックに、9,999円のお金と計算機を用意することにしました。

こうすることで、どんなケースにも対応することができます。


ワックスも、集金袋も、計算機も、今までだったら「そこまでしなくても」という意識がありました。

しかしながら、ちょっとした準備の手間暇で、「お客様が喜んでくれるだろう」と考えたら、それに掛るコストなんてたかがしれてます。


何も改善させなかったら、衰退してしまって、現状維持をすることはできない

でも、ちょっとずつ改善を継続すれば、どんな環境でも現状維持できるはずです。

何よりも嬉しいのは、現場の人たちが、与えられたこと以上の改善ポイントを教えてくれることですね。

大きく変化はしないけど、ちょっとずつの改善の積み重ねは、振り返った時に大きいと信じてます。