伊那ベンチマーキングツアーの2日目も、伊那食品工業さんでの学び。
しかも、塚越寛会長と直接懇談させていただけるという在り難いチャンスをいただきました。
さらに、鬼澤さんと塚越専務のはからいで、会長の講話というよりも、僕らの質問に会長が答えていただけるという、とても贅沢な時間を作ってもらったのです!!
先生 その762
今年で75歳になられる会長ですが、とてもお元気でパワフル。
とにかく一生懸命に、僕らの質問に熱心に耳を傾け、求めていた答えの2~3倍くらいは返ってきます。
その答えがまた衝撃的すぎて、もう何が何だか!?
・利益が上がらない時から、「会社は社員の幸せのために存在する」という理念は継続してきた。
・経営に一番大切なのはバランス。だから、ヒット商品はいらない!!
・本当に会社の為を思うなら、経営者の個人的な欲は抑えて、社員の福利厚生に力を入れる。
・まずは社員を大切にすることが先。安心感を与えることで、売上も利益も勝手に上がってくる。
その中でも、一番衝撃的だったの言葉がこちら
「会社というのは、倒産するのがあたりまえ、永続するのが不自然」
人は元々弱い存在だ。
経営者は自分だけが儲かればいいと思うし、従業員は楽をして休みたいと思うし、給料はたくさんもらいたい。それがあたりまえの欲求だ。
これを放っておいたら、会社は勝手に倒産してしまうんだよ。
他にも、ここでは紹介しきれないくらい、密度の濃いお話を聴かせていただきました。
お父さんは洋画家であり、ご自身も写真を撮るのが趣味という塚越会長。
社内のいたるところに、会長が撮った風景写真が飾られていますが、とてもセンスがいいのです。
これは鬼澤さんに聞いた話ですが、かんてんぱぱガーデンは、秋になると綺麗な紅葉になるそうです。
鬼澤さんが「綺麗ですねぇ」と会長に声をかけると、「そりゃそうだ。植える前からちゃんと考えてるからな」という答えが返ってきたそうです。
会長が座右の銘にされているのが、二宮尊徳翁の「遠きをはかるものは富み、近くをはかるものは貧す」という言葉ですが、ガーデンの植生もその一つなんですね。
頭で分かっていても、ボクはまだまだ目先の損得に左右されてしまうことが多いなぁ![]()
会長の足跡を真似て、伊那食品工業のような会社にしていくのは、相当な根気が必要だと思います。
「年輪経営」という言葉のとおり、ちょっとずつしか結果は出せないでしょう。
でも、少しずつ近づく努力は忘れちゃいけません。
「いい会社ってなんだろう?」
自分の命がつきるまで、常に考えながら動き続ける人生をおくりたいですね。